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i9-12900HK、RTX 3080 Ti、17.3インチ、4K、120Hz、DDR5足りないものはなし!

64万円!? 究極の名がふさわしい最上位に位置するアルティメットゲーミングノートPC、MSI「Raider GE76 12U」シリーズの実力をレビュー

2022年06月23日 11時30分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 そしてスペックで肝心なディスプレイパネル。17.3型の大きな画面。4Kの高解像度。そして120Hzの高リフレッシュレート。ゲーミングノートPCとして妥協のないスペックだ。

GE76-12UHS-221JPの4Kパネルは120Hz。さらなる高リフレッシュレートを狙うならWQHDモデルのパネルが240Hz駆動だ

デザインでも至高。インターフェースも全部入り

 Raider GE76 12Uシリーズのサイズは397×284×25.9(W×D×H)mm。17.3型ボディなのでモバイルの13.3型クラスや据え置きのメインストリームである15.6型と比べて幅は広い。とはいえゲーミングノートPCにおいて幅はゆとり、広い画面と言い換えられる。注目は厚みだ。25.9cmというスペックは突起を含まないものだが、先に紹介した発熱量も大きいハイエンドパーツを搭載してこの厚みに抑えられているのは特筆すべき点だろう。机の上に置けば、17.3型の横幅も相まってかなりスタイリッシュに映る。

くさび型のシェイプもあって、数値ほどの厚みを感じさせない

大柄ではあるがスリムに見せるデザインだ

ディスプレイベゼルは当然、狭額縁仕様で画面占有率が高い。視野角も広く、DCI-P3相当の広色域も特徴としている。

幅いっぱいに広がる17.3インチの画面

大画面はもちろん狭額縁で占有率も高くスタイリッシュ。色域などのスペックもこだわりのディスプレイ

 ハイエンドゲーミングノートPCと言うからにはLEDイルミネーションを備えているのだが、本製品ではキーボードおよびパームレストの先端だ。先端部分はスモークのアクリル内部にLEDを搭載しているようで、電源オフ時はそこにLEDがあるとは気づかないピアノブラックのような見た目になる。

LED発光部をパームレスト先端に置く。この他はキーボード部しか光らないのは意外だが、メリハリの効いたイルミネーションだ

 キーボードは10キー付きの日本語配列。同社のハイエンドゲーミングノートPCの定番「SteelSeries Per-Key RGB」を採用している。ノートPC向けのゲーミングキーボードで、各キー個別制御のLEDイルミネーションだけでなく、全体的にはスリムに仕上げつつも打鍵感を高めているのがポイントだ。

個別のキーにLEDを搭載。SteelSeries製ゲーミングキーボードは、ノートPCの中でもひとつ上の打鍵感を実現する

 側面はほぼフラット。本体にわずかなチルト角を付けているのはゴム脚のようだ。そしてここでもハイエンドスペックが特徴となる。まずThunderbolt 4(Type-C)対応。そしてDisplayPort Alt-Mode対応のUSB 3.2 Gen2 Type-Cのほか映像出力としてHDMIおよびMini DisplayPortも備えている。ネットワークは有線が2.5GbE、無線がWi-Fi 6(Bluetooth 5.2にも対応)。ともにKillerを採用している。

背面にはMini DisplayPort、Thunderbolt 4、2.5GbE LAN、HDMI、電源コネクタが並ぶ

左側面にはUSB 3.2 Gen2 Type-A、USB 3.2 Gen2 Type-C、オーディオコンボジャック

右側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、その間にSDカードリーダー

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