週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「ついに来たか」アップル次世代CarPlayに驚いたワケ

2022年06月20日 09時00分更新

車検も対応、対応車種は来年後半に

 もうひとつ気になるのが「車検」との関係だ。

 日本では車検が厳しく、スピードメーターがきちんと動作するかが車検でチェックされている。CarPlayの次世代バージョンはきちんと日本の車検について検討がされているものなのか。

 これまた取材を進めると「自動車メーカーときちんと認可が取れ、車検が通るように検討を進めている」ようだ。

 たとえば、走行中にiPhoneとの通信が切れてしまい、CarPlayの次世代バージョンが表示されなくなったとしても、きちんと運転に必要な情報は表示され続けるようだ。

 つまり、クルマとしては基本的な情報はメーターパネルに表示しつつ、iPhoneを車内に持ち込み、CarPlayとしてつながると、表示や操作性が変わるという感じになるようだ。

 CarPlayの次世代バージョンについては来年後半に対応車種が明らかになる予定だ。メーカーとしてはメルセデス・ベンツやアウディ、フォード、ポルシェ、ボルボ、ルノー、さらに日産とホンダの名前もある。

 果たして、日本でも来年後半にCarPlayの次世代バージョンに対応したクルマが出てくるのか。気になるところだ。 

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事