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iOS 16の12の新要素・新機能を総ざらい ロック画面の大幅変化に子供向けの管理機能も

2022年06月12日 12時00分更新

【iOS 16の新要素 その5】
友だちや家族など、最大6人のグループで写真を共有
「iCloud共有写真ライブラリ」

 従来は知人や家族と写真を共有する場合、iCloud上で特定の写真を共有する設定にしたり、AirDropや各種メッセージアプリなどで送信するといった作業が必要だった。しかし、iOS 16の新機能「iCloud共有写真ライブラリ」では、iCloud上に最大6人が参加できる独立したiCloudのライブラリを作成でき、ここに写真や動画を登録することでグループ内で共有できるようになる。

最大6人のグループで写真や動画を共有できる「iCloud共有写真ライブラリ」

 参加しているメンバーは共有する写真や動画を自由に追加、削除、編集が可能。また、iPhoneで写真を撮影した際、参加メンバーが被写体に入っていると、AIが自動で認識して共有する提案をしてくれるなどの機能も持っている。

【iOS 16の新要素 その6】
メッセージアプリやメールアプリで送信の取り消しが可能に

 iPhoneのメッセージアプリでは、送信したメールが間違っていたり、マズい内容が含まれていた場合、すぐに操作することでキャンセルしたり、内容を編集することが可能になる。また、最近削除したメッセージの復元や会話を未読に戻すこともできるようになった。良し悪しはともかくとして、便利になったことは間違いないだろう。

タイプミスで送ったメッセージ内容を後から編集することも可能に

 また、iOS 15で追加された「SharePlay」に対応。同じサブスクに加入している場合、音楽や映像を同時に楽しみながら、メッセージの交換ができる。

 メールアプリでも送信を押してすぐの操作で取り消したり、送信時間の予約が可能に。また送られてきたメールへの対応を後回しにして、その存在を忘れてしまわないよう、指定時間に再度表示させる機能が追加されている。

【iOS 16の新要素 その7】
子供のアカウントの管理機能を強化
iPhoneを安心して持たせられるようになった

 日本国内では以前から、子供に持たせる用として、現在地の取得やペアレンタルコントロールに注力したキッズケータイ/スマホの文化があるが、iOS 16ではこの部分でも大きく機能が強化された。

リモートでの本格的なペアレンタルコントロール機能が提供されるように

 iPhoneを持たせる子供の年齢を入力するだけで、その年齢にふさわしいメディアや利用時間、位置情報の共有などの設定がデフォルトで用意。成長に合わせて設定を変更するといったカスタマイズも容易になっている。また、子供からスマホを使える時間を延長してほしいというリクエストがあった場合は、メッセージアプリに表示され、承認や却下もそこから可能なのは便利だ。

 また、子供と一緒に使って楽しそうな機能が「バディコントローラ」。iOSやiPadOSでは、以前からゲーム機のコントローラをBluetoothで接続してのプレイが可能だが、バディコントローラは2台のコントローラを接続して、1台のコントローラとして扱えるものだ。まだゲームが上手ではない子供のために、親が隣でうまく操作して、次のレベルに進めてあげるといった使い方ができそうだ。

【iOS 16の新要素 その8】
写真のテキスト認識では日本語にも対応 動画でも利用可に

 iOS 15の新機能だった、写真内に含まれるテキストを認識して翻訳したり、コピペなどでの利用が可能な「テキスト認識表示(Live Text)」が日本語もサポート。また、動画再生中に一時停止した際も同じくテキストを認識するようになった。

写真内のテキスト認識機能は日本語もサポート予定

 写真に含まれる被写体のAIによる自動認識はテキスト以外にも拡大。たとえばペットなどを背景から抜き出して、各種アプリに貼り付けられるようになったほか、鳥や昆虫、彫像などを認識して、検索するといった機能が追加された。

写真内から被写体を切り抜いて、他のアプリで利用する

 音声認識、音声入力も強化され、絵文字を声だけで入力したり、音声入力とキーボードを切り替えることなく、シームレスに入力を続けることが可能になっている。

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