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iPhone新機能で部屋探し体験を向上「LIFULL HOME’S」が使いやすい理由

2022年06月05日 12時00分更新

ユーザーから要望や意見にを募集し、運営者としての回答をサイト上で公開している

アプリを使えば使いこむほどに便利な機能が満載

 アプリ「LIFULL HOME'S」が新機能を多用しながらも、最終的に誰もが使いやすいUI/UXに仕立てられているのは、3つの理由があると考える。まず一番の大きなポイントは、社内勉強会の成果。WWDCで発表された新機能や技術は、エンジニアだけではなく、プランナー、デザイナーなど幅広い職種の担当者が集い、勉強会で新技術を共有しているという。

 つぎにユーザーリクエストの収集とサポートといった、ニーズと課題を見つけるための惜しまない情熱。ウェブサイト「LIFULL HOME'S」上では、目に入りやすいポイントにユーザーの声を集めるためのバナーを設置するほか、各種レビューやリクエストに「毎日返信」をすることで、常にユーザーのニーズと課題を情報として収集。その声を勉強会などで話し合うことで、「ニーズや課題」と「機能」のマッチングを検討材料にし、改善とサービス向上に活用している。

アップルはデベロッパー向けのサイトで「ユーザーインターフェイスのデザインのヒント」を公開している

 デザイナー小泉 貴奈未氏によると、LIFULLの各種サービスを横断して活用しているデザインのガイドラインや品質保証などの基準とともに、アップルの「ヒューマンインターフェイスガイドライン」を参考にしているという。

 基本的なことだが、ユーザー操作が必要な機能はアプリの下部のタブに集約するなど、迷わないUIを的確に実現している。池田氏は、アップルのエコシステムによる開発、ユーザーへの提供のしやすさもあげるが、3つの取り組みが相対的に功を奏し、新しい機能を果敢に取り入れながらも、「使いやすさ」や「便利な機能・サービス」についてユーザーの高評価を集めることにつながったと考える。

LIFULLは、情報を提供する不動産会社へのサポートも手厚い。運営する「LIFULL HOME'S アカデミー」では「物件写真撮影講座」などを実施し、スキル向上の手助けをしている

 
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