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Apple、小規模事業者や起業家によるApp Store活用の実態を発表

2022年05月26日 17時00分更新

 アップルは5月25日、小規模事業者デベロッパーやアプリケーションクリエイターに関する調査(英語版)結果を発表した。

 Analysis Groupの独立系エコノミストによる最新の報告書「Spotlight on Small Business & App Creators on the App Store」では、デベロッパーの収益が過去2年間で大幅に増加。2019年にApp Storeで活動していた小規模デベロッパーの収益は、過去2年間で113%増加しており、大規模デベロッパーの増収ペースに比べると2倍以上という。

 2021年には数千の小規模事業者と新しいアプリケーションクリエイターが世界中からApp Storeに加わり、その所在地の内訳はおよそ24%がヨーロッパ、23%が中国、14%が米国、4.3%が日本、34%が韓国、インド、ブラジルなどを含むその他の地域。そして過去2年間で、App Storeに参加する小規模デベロッパーや新興デベロッパーの数は増加し、たとえば英国では2019年から40%近く増加し、ドイツでは25%以上の増加を見せている。これらのデベロッパーは、App Storeでグローバルマーケットに容易に展開できることを活用しており、小規模事業者や新興アプリケーションクリエイターが提供しているアプリケーションの2021年の総ダウンロードのおよそ4割がデベロッパーが所在する国以外のユーザーという。

 また、2021年にApp Storeで100万ドル以上の収益を上げたデベロッパーの成長の軌跡を分析すると、現在の大規模デベロッパーの45%は、5年前はApp Storeでまったく活動していなかったか、あるいは1万ドル未満の収益しか上げていなかったとしている。

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