1億画素超のカメラに有機EL、急速充電と至れり尽くせりの「Redmi Note 11 Pro 5G」
2022年も新製品ラッシュが続くシャオミだが、5月30日に発売した「Redmi Note 11 Pro 5G」は、リフレッシュレート120Hzの大画面有機ELディスプレーに1億800万画素の高性能カメラ、5000mAhで67Wの急速充電と高い性能を備えながらも、4万4800円という低価格を実現しているのが特徴だ。実際に端末をお借りすることができたので、その実力を確認してみよう。
ガラス素材と独自のカラーで高級感のあるボディー
まずは外観から確認すると、ディスプレーサイズは6.67インチで、サイズは約76.1×164.19×8.12mm、重量は202g。幅が広いのと、200gを超えることから持ちやすさの面ではややデメリットもあるが、最近増えている大画面重視のミドルクラスとしては一般的なサイズ感といえる。
ディスプレーは液晶ではなく有機ELを搭載しており、解像度はFHD+(2400×1080ドット)でリフレッシュレート120Hzにも対応するなど性能は高い。一方で指紋センサーはディスプレー内蔵型ではなく、側面の電源キーと一体型となっている。
背面に目を移すと、Redmi Noteシリーズとしてはやや高額なためかガラス素材を採用しており、価格の割には高級感のある見た目や触感だ。今回お借りしたアトランティックブルーのモデルは、光の当て方によって水の波紋のように光が変化し、独特な雰囲気が味わえるのもポイントといえる。
なお、カメラ部分のデザインは同じ「Redmi Note 11」シリーズの「Redmi Note 11」を踏襲し、広角カメラを大きく打ち出した長方形のデザインとなっている。後述するが広角カメラの性能がほかのモデルと比べ突出して高いこともあって、広角カメラ部分の出っ張りがやや目立っている。
側面を確認すると、右側面には音量キーと指紋センサーを備えた電源キー、下部には充電用のUSB Type-C端子、上部には3.5mmのイヤホン端子を装備しており、最近のミドルクラスとしてはスタンダードな内容だ。
メリハリのあるカメラ
上位モデルの機能も一部搭載
続いてカメラを確認すると、背面のメインカメラは約1億800万画素/F値1.9の広角カメラと、約800万画素/F値2.2の超広角カメラ、約200万画素/F値2.4のマクロカメラの3眼構成となっている。
広角カメラに重点を置いてコストを抑えている点は、最近のRedmi Noteシリーズに共通したポイントと言える。性能差を考慮するならば撮影はメインカメラを主体にしつつ、どうしても対応できないシーンに超広角・マクロカメラを使うという利用スタイルが良さそうだ。
動画に関しては、イメージセンサーの解像度は高いがチップセットの性能なども影響してか、4K・8K動画には対応しておらずFHD・30fpsまでとなっている。あくまで写真撮影に重点を置いた構成といえそうだ。
機能面を確認すると「ポートレート」「夜景」など標準的な機能のほか、1億800万画素をすべて活用して撮影する「108M」なども備わっている。上位モデルの「Mi」「Xiaomi」シリーズと比べると機能は少ないものの、Redmi Note 11などにはなかった「デュアルビデオ」「長時間露光」などが追加されており、より表現力の高い撮影ができるのはメリットだろう。
一方のフロントカメラは約1600万画素/F値2.4と、このクラスでは性能が高い部類に入る。もちろんポートレート撮影やビューティー機能など、スタンダードな機能は一通り対応しているので安心感は高い。
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