「AMD Radeon Super Resolution」を使えば4K解像度も安定60fps!
ELDEN RINGはフルHD、WQHDなら60fpsを維持!「Ryzen 7 5800X」&「RX 6700 XT」を搭載する推奨PCで"王"を目指せ
世界中の熱狂的なファンから支持を集め続けている「ダークソウルシリーズ」の開発元、フロム・ソフトウェアがリリースした最新アクションRPG「ELDEN RING(エルデンリング)」。フロム・ソフトウェア史上最大の開発規模・ゲームボリュームで繰り広げられるオープンフィールド型アクションRPGという触れ込みで、前評判もとても高くリリース直後から世界中で大ヒットとなった。
今回のELDEN RINGは、家庭用ゲーム機版と同時にPC版(Steam版)もリリースされ、PC版も家庭用ゲーム機版に負けず劣らずの大ヒットとなっている点が、これまでの国産ゲームとは違い、「時代が変わったか?」と感じさせる出来事だったように思われる。ELDEN RINGをきっかけに、ゲーミングPCへ興味を持った人も少なくないのではないだろうか。
しかし実際のところ、ELDEN RINGを快適にプレイするためにはどれくらいのPCスペックが必要なのか、PC初心者が判断するのは少々難しいかもしれない。一応ゲームメーカー側から推奨スペックは公開されているものの、記載されているパーツの世代が古く、推奨スペックと同じPC構成を揃えるのは逆に難しいくらいで、PCに詳しくない場合は余計に混乱してしまうかもしれない。
そんな時に心強いのが、PCメーカー各社が用意している「ELDEN RING 推奨ゲーミングPC」だ。とにかくコレを選んでおけばELDEN RINGは快適に動作するという太鼓判がついているので、間違いがなく安心だ。
ゲーミングPCブランド「G-Tune」を展開するマウスコンピューターからも、ELDEN RING 推奨ゲーミングPCが用意されている。
今回、その推奨ゲーミングPCである「G-Tune EP-A-6700XT」をお借りする機会が得られた。G-Tune EP-A-6700XTは、CPUにAMD「Ryzen 7 5800X」、GPUにAMD「Radeon RX 6700 XT」を搭載する、AMDペアで構成されたゲーミングPCだ。価格は27万9800円。
果たしてG-Tune EP-A-6700XTはどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、そしてELDEN RINGはどれほど快適に遊べるのか、検証していきたい。
G-Tune EP-A-6700XT 主なスペック | |
---|---|
CPU | AMD「Ryzen 7 5800X」(8コア/16スレッド、最大4.70GHz) |
グラフィックス | AMD「Radeon RX 6700 XT」(12GB、GDDR6) |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) |
メモリー | 32GB(16GB×2、DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2接続/NVMe対応)+4TB HDD |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
インターフェース | USB 2.0 Type-A×2、USB 3.0 Type-A×8、USB 3.1 Type-A×2、DisplayPort×3、HDMI出力端子、Mini DIN 6ピン、有線LAN端子(1000BASE-T)、マイク入力/モノラル×2、ヘッドフォン出力、ラインイン、ラインアウト |
電源 | 800W(80PLUS TITANIUM) |
本体サイズ | 約220(W)×490(D)×501((H)[突起物含む] |
重量 | 約17.7kg |
OS | Windows 10 Home(DSP) |
洗練された質実剛健のゲーミングマシン
まずは、G-Tune EP-A-6700XTの外観からチェックしていこう。マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune EP」は、G-Tuneで最も大きいフルタワーケースを採用する最上位モデルのひとつだ。PCケースは洗練されたデザインで、フロントパネルに取りつけられている強化ガラス素材が良い光沢を放っている。
電源ボタンやフロントI/Oまわりは、フロントパネル右側にある赤い差し色のエリアに配置されている。ここにもしっかりとヘアライン加工が施されており、洗練された雰囲気をより一層向上させていると感じられる。
筐体サイズは、約220(W)×490(D)×501(H)mm(突起物含む)と、少し大きめの仕様だ。フロントパネルは洗練されたデザインだが、その実はかなりマッシヴなPCケースだといえる。サイドパネルもスチール製でまさに質実剛健といった様相だ。ただ、サイドパネルは注文時のカスタマイズで強化ガラスパネルに変更できる。
さて、このG-Tune EP-A-6700XTのPCケースの大きさの理由だが、PCケース内部を見れば答えは一目瞭然。PCケース上部には広めの電源ユニット、水冷ラジエーター設置専用エリア、エアフローエリアが確保されているのだ。G-Tune EP-A-6700XTはCPUクーラーに240mm簡易水冷が標準設定されており、Ryzen 7 5800Xを強力に冷却してくれている。
そのほか、PCケース内についてはケーブル類も上手く裏配線に回されていて、ビデオカードもそれほど大型のものではないことから、かなりガランと空いている印象を受ける。PCケースのエアフローは底面吸気方式となっているが、これだけ空間があれば、空気の流れも淀みなく水冷ラジエーターの方へと向かってくれそうだ。
なお、内蔵ストレージの設置場所はPCケースの裏配線側に集約されており、2.5インチSSD×2基、および3.5インチHDD×1基のストレージを内蔵可能だ。ただ、G-Tune EP-A-6700XTは、標準構成で3.5インチ 4TB HDDを1基すでに搭載しているので、HDD容量が足りなくなった際は、増設ではなく交換という形で対応することになるだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう