第365回
新仕様の補助電源は次世代への布石か
RTX 30シリーズの最終兵器、GeFore RTX 3090 Ti登場!消費電力や実際のパフォーマンスは?
2022年03月29日 22時00分更新
ようやく24GBのVRAMが活きた「Far Cry 6」
ここから先はレイトレーシング、即ちDXR有りのゲームでの検証となる。最初に試すのは「Far Cry 6」。画質は“最高”+レイトレーシングの設定は影・シャドウともにオン、VRS(FidelityFX Variable Rate Shading)もオン、さらに高解像度テクスチャーも有効とした。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測する。
Far Cry 6の高解像度テクスチャーは、RTX 3090 TiのようなGPUにはうってつけのオプションだが、RTX 3090 TiのフレームレートはRTX 3090のせいぜい6%上、RTX 3080 Ti相手でようやく10%上の結果が得られた。4K解像度設定時でも、特にRTX 3090 Tiが強いとは感じられない。
Far Cry 6はDLSSには対応していないが、FSR 1.0には対応している。そこで4K設定時はFSR“バランス”を、8K設定時は“パフォーマンス”を追加してフレームレートを計測した。
4K+FSR“バランス”では大差がないが、8K+FSR“パフォーマンス”のテストでは、RTX 3080 Tiのベンチマーク画面が出ることなく画面が暗転し続けたためデータなしとした(暫く待てば出たかもしれないが……)。8K設定時のVRAM使用量の目安(設定画面上に出るガイド)は24GBであり、VRAM 12GBのRTX 3080 Ti FEでは無理があることは明白である。ここにきてようやくRTX 3090や3090 Tiが輝くような事例が確認できたわけだ。ただ今回の検証では、8K環境でRTX 3090 Tiと3090の性能差を実感できるような結果は出なかった。
8K+DLSSで60fps以上出せた「F1 2021」
続いては「F1 2021」でテストする。画質は“超高”(レイトレーシングも標準でオンとなる)とし、アンチエイリアスはTAA、異方性フィルタリングはx16に設定した。ゲーム内ベンチマーク機能を利用し、「モナコ+ウエット」設定でのフレームレートを計測した。
ところどころRTX 3090の最低フレームレートが低い箇所があるが、解像度フルHDではどのCPUも平均フレームレートはほぼ頭打ち。WQHDから4KになるとようやくGPUパワーの差が出始める。WQHD以上であれば、RTX 3090 Tiはクロックの高さを活かせるのか、フレームレートも高めで安定しているようだ。4K環境ではRTX 3090に対しては最大10%ほど、RTX 3080 Tiに対しては最大16%ほど上回るなど、解像度負荷の高い状況においてRTX 3090 Tiはフレームレートを伸ばしていることが分かる。
F1 2021もDLSSに対応しているので、4K+DLSS“バランス”および8K“ウルトラパフォーマンス”設定時のフレームレートも見てみよう。
4KでもDLSSを併用することで、どのGPUも40〜50%程度フレームレートを伸ばしているが、RTX 3090 Tiと下位GPUとの差は4Kネイティブ時よりも縮まっている(RTX 3090の約5%、RTX 3080 Tiの約11%上)。ただ、RTX 3090 Tiだけが8K環境で最低60fpsをギリギリ上回れた点は評価しても良いだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります