4Kが限度の「Forza Horizon 5」
続いては「Forza Horizon 5」で検証する。画質は“エクストリーム”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測する。リザルト画面では様々な数値が出てくるが、そのうちGPUフレームレートを比較する。
RTX 3090 Tiは、RTX 3090に対して平均フレームレートベースで約5〜7%上に位置している。RTX 3090のハイエンドOCモデルでも到達できない領域で遊びたいなら、RTX 3090 Tiを選ぶのももちろんアリだ。ただ、4KでもRTX 3080 Tiと3090 Tiの平均フレームレートは10fpsも違わない。もう少し解像度を上げたいところだが、Forza Horizon 5は今のところ古典的なアップスケールにしか対応していないため、8K環境の検証は見送った。
速いが特別感はない「Halo Infinite」
続いては「Halo Infinite」で検証しよう。画質は“ウルトラ”とし、Async Computeも有効にしている。解像度はゲーム上で指定できないので、デスクトップの解像度を都度変更している。ローカルサーバー上でマップ“Fragmentation”におけるBot対戦を立ち上げ(ただしBotは無し)、一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
Halo Infiniteでも全体の傾向は変わっていない。RTX 3090 Tiが最強であることは間違いないが、RTX 3090を搭載したファクトリーOCモデルであれば、RTX 3090 Tiに多くても8%程度の差まで肉薄できる。RTX 3090 Tiの方が最低フレームレートも高めなのは嬉しいことだが、このゲームではあえてRTX 3090 Tiでなければならない理由はない。このゲームもモダンなアップスケーラーに対応していないため、8K環境での検証は見送った。
最新作「Tiny Tina's Wonderlands」は4Kでも快適
先日リリースされた「Tiny Tina's Wonderlands」でも試してみよう。エンジンそのものは「Borderlands 3」と大きく変わっていないが、DirectX 12がデフォルトになったり、テクスチャーのポップアウトが幾分改善されているなどの違いがみてとれた。
今回の検証では画質は“バッドアス”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。最低フレームレートの1パーセンタイル点は出力されたcsvから直接算出している。
これまでのゲームと同様に、順当にRTX 3090 Tiのフレームレートが高いことは確認できたが、RTX 3090はややRTX 3080 Ti寄りの印象がある。RTX 3090に対しては約8〜11%上、3080 Tiに対しては約13〜17%上のフレームレートを示している。特に4Kでは、RTX 3090 Tiのみが最低フレームレート60fps超を記録している点に注目したい。
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