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セルフチェックインなどの省力化、ロボットによる非接触化ソリューションも目立ったHCJ2022

ロボはもちろん、音響から事務用品まで浸透した非対面・自動化・省人化の波

2022年04月11日 07時00分更新

 2月15日から18日までの4日間、東京ビッグサイトにて「国際ホテル・レストラン・ショー」「フード・ケータリングショー」「厨房設備機器展」の3展示会の頭文字をとったHCJ2022が開催された。

 新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の延長により、出展を見合わせた企業も見られたものの、来場者は増加していた。近年は従来の設備関連の出展に混じり、セルフチェックインなどの省力化、非接触化ソリューションも目立つようになった。また、HACCPなど各種法令に対応するためのソリューションの展示も見られた。今回はその中でも、ひときわ目を引いたブースをご紹介したい。

音で環境を考えるソリューション
エヌエスイー

 エヌエスイーでは、無指向性で空間に自然な音を響かせるスピーカー「WRAPSOUN」(ラプソン)と音調を数値と色で視覚的に表示する装置「サウンドキーパー」を展示。

 WRAPSOUNは、八角(の半分、1/4)形にスピーカーを配置したスピーカーユニットで、音楽や音声が明瞭に聞き取れるのが特徴だという。セミや鳥の鳴き声などが、スピーカーから出ているのではなく、窓の外や森の奥から聞こえてくるような印象を再現できるとしている。

 サウンドキーパーは、任意に設定した音圧(話し声)の大きさを検知し、それが継続した際に画面の色を黄色や赤に変化させ、設定した音声を自動で放送する仕組みの装置。

 コロナ禍により、飲食店や食堂などで黙食が奨励されている中、大声で会話をしている人を注意するのが従業員の負担になっているという。サウンドキーパーでは、数値表示で声の大きさを客観的に示すと同時に、システム音声による注意がなされるため、聞き入れてもらいやすい効果があるという。

非対面・非接触ソリューションも目白押し
アルメックス

 USENグループのアルメックスでは、非対面・非接触ソリューションとして、さまざまなソリューションの展示があった。アルメックス自体ではチェックイン関連ソリューションを展示・紹介し、USENでは猫型配膳ロボットや配膳案内ロボットなどの展示紹介が行われていた。

 ロボットに関しては、配膳や下げ膳に対応するほか、フェアの告知やデザートなど追加注文を促すディスプレイを表示して巡回することで、販促効果も得られる。すでに、ファミリーレストランなどで導入が進んでいるという。

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