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テクノロジーと医療の知見を融合したソリューション事業を展開

エムスリーとソニーGが医療分野の新会社設立、リハビリ支援アプリをリリース

2022年04月26日 15時40分更新

リハカツ

 エムスリーとソニーグループは4月26日、テクノロジーと医療の知見を融合したソリューション事業を行なう会社「サプリム」を新たに設立したことを発表した。デジタル技術を軸としたソリューションの第1弾として、脳卒中患者などのリハビリ運動を支援する在宅リハビリ支援サービス「リハカツ」の先行無料アプリを同日より提供開始する。

 新会社では、デジタル技術を活用して病気を治療するデジタル治療(DTx:デジタルセラピューティクス)を視野に、在宅でのリハビリ支援を行なう身体機能改善事業や高齢期の虚弱(フレイル)予防事業、IoTを用いた医療センシング事業などを展開する。エムスリーが有する医療分野の知見やネットワークに、ソニーの最新テクノロジーとエンタテインメントのノウハウを融合し、患者が楽しみながら治療やリハビリを続けられるようなソリューションを提供する。

 在宅リハビリ支援サービス「リハカツ」は、ソニーが長年開発を続けている「姿勢推定技術」と正しく運動が出来ているかを判定する動作解析技術を用い、「脳梗塞リハビリセンター」を展開する脳梗塞リハビリのエキスパートであるワイズの全面協力の下、身体の動きの評価や評価結果に合わせたトレーニングの提案を行なう。

 トレーニングが正しく実施できているかをAIが判定するため、いつでも、どこでも、自分のペースで身体に合ったトレーニングを正しく実施できるという。理学療法士によるリモートレッスンも定期開催し、質問の機会も設け、ひとりでは続けづらい運動を支援する。また、高齢者介護施設などでの利用も想定しており、近日中に実証実験を行なう予定。

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