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"死にゲー"を生んだフロム・ソフトウェアの最新作

Xbox版はゲームの再開が最強に快適!?『ELDEN RING』プレイレビュー、高難度アクションと広大な世界に圧倒!

2022年03月29日 11時00分更新

Xbox Series X|S独自の機能「クイックレジューム」で気分転換を

 本作はPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、PCのプラットフォームで販売されている。PlayStation版かPC版をプレイしている人が多いと思われるが、筆者はあえてXbox Series X|S版をチョイスした。

Xbox Series X|S版のエルデンリングをプレイ

 Xbox Series X|S版を選んだ最もな理由は、「クイックレジューム」という機能だ。これはXbox Series X|S独自の機能で、あるゲームを起動したままほかのゲームやアプリを起動できるほか、保存された状態からゲームを再開できるというものだ。わかりやすくいうと、エルデンリングを長時間プレイして疲れたから、一息つくためにYouTubeを起動して、動画鑑賞で気分が落ち着いたらエルデンリングを起動して続きから遊ぶ……といった具合だ。

 エルデンリングは高難度なアクションRPGということもあり、何度もやられすぎて心が疲弊することも……。そういうときは一晩寝るのがベストかもしれないが、ちょっとした息抜き程度であればクイックレジュームは実に便利だ。ゲームを起動した状態で別のアプリに切り替えられ、かつ途中からちゃんと遊べるため、気分展開にもってこいの機能なのだ。

やり応え抜群のフロム最新作!
挑戦的なオープンワールド&アクションRPG

 オープンワールドを採用したことで、従来の死にゲーに新機軸をもたらしたエルデンリング。探索し甲斐のある広大なフィールド、緊張感のある激戦、理想の主人公を創造できるキャラクタークリエイト、壮大で奥深い物語など、プレイヤーを夢中にさせる魅力が多く詰まっている。一度エルデンリングを起動したら最後、狭間の地から抜け出せなくなるだろう。

多くのプレイヤーの心を挫いた最初のメインボス「忌み鬼マルギット」。思い返すと、マルギットは五本指に入るほどの強敵だった……

海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者であるジョージ・R・R・マーティンが、エルデンリングの世界観構築に関わっている。円卓に並ぶ複数の剣の彫刻は、どことなくゲーム・オブ・スローンズの玉座を彷彿とさせる

 執筆時点のプレイ時間は20時間以上だが、終わりの道筋が見えないほどのプレイボリュームだ。未開拓のエリアやダンジョン、装備の収集、ボスの討伐とやることが多いため、エンディングにたどり着けるかどうかはわからない。「エンディングまで諦めるんじゃない」と自分を鼓舞しつつ、「エルデの王」を目指している所存だ。

【ゲーム情報】

タイトル:ELDEN RING(エルデンリング)
ジャンル:アクションRPG
開発・販売:フロム・ソフトウェア(国内)/バンダイナムコエンターテインメント(海外)
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One(SMART DELIVERY 対応)/PC(Steam)
発売日:2022年2月25日(販売中)
価格:9240円(パッケージ/ダウンロード)※通常版
プレイ人数:1人~4人
CERO:D(17才以上対象)

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