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"死にゲー"を生んだフロム・ソフトウェアの最新作

Xbox版はゲームの再開が最強に快適!?『ELDEN RING』プレイレビュー、高難度アクションと広大な世界に圧倒!

2022年03月29日 11時00分更新

10種類の「素性」を用意!
理想の"主人公"を創造できるキャラクタークリエイト

 ダークソウルシリーズお馴染みのキャラクタークリエイトは、10種類の「素性」から1つを選ぶ必要がある。近接攻撃特化型の「放浪騎士」や魔術特化型の「星見」、遠距離&近距離特化型の「侍」などがあり、それぞれステータスと能力、初期装備・防具は異なる。メリット・デメリットがはっきりしているが、どの素性を選ぶかはプレイヤー次第だ。

10種類の「素性」から1つを選択し、オリジナルのキャラクターを創造する

 外見も細かくカスタマイズできるため、自分が思い描く理想の"主人公"を創造してみるといいだろう。身体の各パーツごとに細かい調整が可能で、従来作よりも自由度が増していると感じた。

外見も細かく調整可能。理想の"主人公"を作成してエルデンリングの世界を練り歩こう

 ちなみに、筆者は侍をチョイスした。初期装備は「打刀」と「ロングボウ(弓)」で、初期防具は甲冑。回避やダッシュ、攻撃回数に影響する「持久力」のステータスがほかの素性よりも高いほか、出血効果(敵に攻撃すると相手の出血度は蓄積されていき、出血度が一定値に達すると追加ダメージを与えられる)を付与した打刀はかなり強力だ。

筆者は、素性の1つである「侍」をチョイス。見た目もカッコいいうえに、装備・能力ともに有能。個人的にオススメしたい素性だ

 どの素性がベストなのかはプレイヤーの好みによりけりだが、侍はソウルシリーズ初心者にオススメできる素性なので検討してみてほしい。

プレイヤーの解釈で壮大な物語を紐解く

 既存のRPGの多くは世界観と物語をわかりやすく説明しているが、ダークソウルシリーズの精神を受け継ぐ本作は、プレイヤーの解釈に委ねるストーリーテリングを採用している。世界観の説明は極力省かれており、登場人物のセリフやアイテムの説明文など、限られた情報から物語の断片を紐解いていく手法だ。

世界観などの説明は極力省かれており、限られた情報から自身でストーリーを紐解いていく

 大まかなあらすじは冒頭で説明されるが、それ以降はプレイヤー自身で物語を考察することになる。映画やアニメ、漫画のように世界観をわかりやすく説明してくれる演出は皆無で、わずかな情報を頼りにパズル感覚で紐解いていく。つまり、主人公を演じるという、RPGの醍醐味を体験できるということだ。

道中、さまざまなキャラクターと出会うことになる。彼らと会話するとアイテムがもらえたり、クエストが発生する場合も

 物語を考察するうえでも、やはりフィールドの探索は必要不可欠だ。世界各地に存在するキャラクターと会話をしたり、会話がきっかけで発生するクエストをこなしたりすることで、物語の全貌が少しずつ見えてくるからだ。プレイヤーの解釈で物語や人間関係、歴史などを紐解き、考察を深めていく。戦闘や探索に加えて、物語の考察もプレイヤーの時間を(良い意味で)奪う魅力的な部分だと思われる。

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