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「歩くだけじゃない! 次世代技術で激変する『歩行空間×モビリティ』」レポート

未来のモビリティは固定的ではない 技術・法律面からのアップデートへの期待

2022年01月05日 09時00分更新

スマホアプリを入れ換えるように、モビリティを作れる、利用できる未来

—―登壇者それぞれのモノづくりにおける課題と今後の展開は?

スズキ 林 自動車会社ということもあり、悪いことを想定してしまうので、改造されて事故を起こされても困るというような思いがあり、なかなか自由に進めない部分がある。チャレンジして新しいものを受け入れる土壌がある海外と同じことをやっても負けてしまうので、ひとつのことを深く掘り下げることが日本の発展には求められていると思う。日本の自動車会社でいえば、“責任感と安全性”を磨いていくべき。

CuboRex 寺嶋 モビリティを作ること自体が相当難易度の高いこと。林さんがおっしゃったように完成度を高めていくのは必要なことだと感じている。ソリューションとして作るのは大企業クラスでないと難しいが、ユニット単位であればスタートアップでも作ることができる。組み合わせる仕組み、移動車両として利用できる社会的な仕組みがあれば、車を作って利用するという仕組みじたいに、イノベーションを起こせると思う。

 組み合わせてレゴのように作ったものが、モビリティとしての機能を満たしているかどうかは車検のような第三者機関で検査し、認可されたモビリティであれば、公共空間での利用が可能になる。スマートフォンのアプリを入れ換えるように、モビリティを作れる、利用できる未来が来るのではないか。

glafit 鳴海 シニアカーは椅子がついていないといけない。今の法律では立ち乗りはシニアカーにならない。2輪の定義はタイヤが前後についていること。セグウェイはタイヤが左右についているため、公道では走れない。そのため、車両として社会実装できなかった。

 構造ではなく、本質的なもので規定しないと、今後、技術に法律がついていかなくなる。国が動いて次の道交法の改正では大きく変化すれば、自由にさまざまな形のシニアカーが作れるようになるし、いろいろなものを組み合わせた低速の乗り物が生まれるだろう。

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