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JINS MEME、セルフマネジメントが重要となる時代に向けたメガネ

2021年10月18日 09時00分更新

今回のひとこと

「ビジネスモデル、製品、サービスのすべてにおいて、眼鏡業界の常識を疑い、これまでに数々の変革を起してきた。JINS MEMEは、心と身体の内面を可視化する新たな挑戦である」

(ジンズホールディングスの田中仁CEO)

心の状態や身体の状態を分析してスマホアプリに表示

 ジンズ(JINS)が、メガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME(ジンズミーム)」を一新し、販売を開始した。

 JINS MEMEは、同社独⾃の3点式眼電位センサーととともに、3軸加速度センサーおよび3 軸ジャイロセンサーによる6軸モーションセンサーをメガネに搭載。まばたきや視線移動、身体の傾きなどを捉えて、それをもとに、心の状態や、身体の状態を分析して、スマホアプリに表示することができるのが特徴だ。

JINS MEME

 2015年11⽉に、初号機を発売し、2019年に完売していたが、ジンズホールディングス 代表取締役CEOの田中仁氏は、「初号機は、ハードウェアの制約から耳のところに基板や電池が入り、大きくて重く、かけ心地が悪いという課題があった。また、収集したデータを、ソリューションや体験につなげることができなかったという反省もあった」とする。

軽量化し、ソリューションに活かす

 新たなJINS MEMEは、そうした課題を3つの感点から解決している。

 ひとつめは、従来モデルでは、ノーズパッドまわりとテンプルエンドに分散させて格納していた2つのセンサーとバッテリーを、「JINS MEME CORE」として、約6gに⼩型化、軽量化することでノーズパッドまわりに集約して搭載。軽量化やかけ⼼地の向上とともに、通常のメガネと遜⾊がないデザイン性を実現した点だ。メガネの重量はレンズなしで約20~21g、サングラスはレンズ込みで25~26gとなっている。

 JINS MEME CORE に埋め込まれた3点式眼電位センサーは、正の電位を持つ眼球の⾓膜側が、視線や瞬きの際に動くことで、周辺の⽪膚の電位に変化が⽣じることを計測し、まばたきの強さや速度、まばたきの間隔、視線移動の速さから脳の状態を分析する。また、6軸モーションセンサーでは、頭部の体軸変化を捉え、バランスの偏りや、身体の傾き、歩いている時の速さや強さなどを測定する。

 2つめは、専⽤アプリ「JINS MEME App」によって、計測結果から分析した内容を可視化するという点だ。現在の姿勢の良し悪しを4段階でリアルタイムに評価し、良い姿勢の時間の割合や時間帯別の姿勢スコア、歩行数や座り時間などの運動量も表示するほか、独⾃のアルゴリズムによって、作業に熱中していることを判定する没⼊度、気持ちの乱れや平静を保っていることを判定する安定度、やる気の⾼さや気持ちの持続⼒を判定するバイタリティをスコア化する。

 3つめは、これらの結果をもとに、心や身体を、より良い状態へ導くソリューションの提供だ。カラダを整えるストレッチやヨガのオリジナル動画コンテンツは30種類以上を用意。瞑想によるコンテンツでは、映像や⾳声を通じて、乱れた心を整えたり、リラックスしたりできたりする。たとえば、在宅勤務などで、PCの前で作業をしている際にも、姿勢が悪いことを検知して、「姿勢が悪くなっています」と通知。「姿勢が悪い状態が10分間続いています。カラダをほぐすメンテナンスでリフレッシュしましょう」などと呼びかける。時間帯や測定結果に応じて最適なコンテンツを提案。所要時間は20秒〜3分程度で、仕事の合間や朝の限られた時間などに気軽に取り組めるようにしている。

 また、集中⼒が求められる作業時に役⽴つFOCUS機能を⽤意しており、スマホの画面上に「経費精算を終わらせる」といったように、決めたタスクと、時間と場所を⼊⼒。集中⼒をアップするBGM を選んで作業をスタートすればいい。その結果も、3段階の集中度として表示される。

 さらに、ランニング時の体の歪みを測定できる機能、運転中の眠気を測定してアラートを出す機能なども用意している。ジンズホールディングスの田中CEOは、「JINS MEMEによって、心と身体の内面を可視化できるようになった。かけ続けられる軽さ、生活にフィットするデザインを実現し、テック好きでなくても、誰もがかけられる製品」と自信をみせる。

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