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MSIのフラグシップにふさわしい冷却性能と静かさ、そしてデザイン

組み立て済みでメンテナンスフリー、オールインワン型水冷CPUクーラーのトップグレード製品が登場、MSI「MEG CORELIQUID S360」

2021年11月11日 11時30分更新

 MSIから新型のオールインワン型水冷CPUクーラー「MEG CORELIQUID S」シリーズがリリースされた。MSIは主力のマザーボードやビデオカード、ノートPCなどとともに、PCケースや電源、そして今回の水冷CPUクーラーといったコンポーネントも展開している。その最新モデルであり、ついに「MEG」というトップグレードの製品である。今回は「MEG CORELIQUID S360」をお借りしたので製品を紹介していこう。

MEG CORELIQUID S。実売価格はS360が4万1000円前後、S280が3万6000円前後

マザーボードでおなじみ、ゲーミングからOCまでトップグレードの「MEG」

 冒頭でも紹介したとおり、MEG CORELIQUID SはMEGグレードだ。同社はすでに数モデルの水冷CPUクーラーを販売しているが、機能を絞り込んでコスパもよいゲーミングエントリーの「MAG」、そしてそのひとつ上でメインストリームゲーマー向けの「MPG」グレードに投入していた。

 MEG CORELIQUID S360は型番からも分かるとおり36cmクラスのラジエータを採用するモデルだ。MEG CORELIQUID Sシリーズには28cmクラスのMEG CORELIQUID S280もあるが、そう言えば24cmクラスのモデルはない。もちろん12cmクラスモデルもない。空冷CPUクーラーに対する水冷CPUクーラーのメリットは、冷却液とチューブによって放熱部分を自由にレイアウトできる点と、ラジエータという放熱部分を大型化する際の制約が少ない点である。とくに後者は冷却性能に直結する。ハイエンドユーザー向けのMEGシリーズは、空冷CPUクーラーに対して大きなアドバンテージのある大型ラジエータモデルしかラインナップしないということなのだろう。

 ではMEG CORELIQUID S360の詳細を見ていこう。オールインワン(簡易水冷)タイプなので、ヘッド、ポンプ、チューブ、ラジエータといった水冷CPUクーラーを構成する主要パーツは組み立て済みで、ユーザーが組み込み時に必要な作業はヘッド固定パーツの組み立てとラジエータの固定、ラジエータへのファンの装着と配線である。本格水冷と比べると組み込みの手間は少なく、また、簡易水冷はメンテナンスフリーであるため日頃はホコリの除去といったごく一般的な保守をするだけでよい。

MEG CORELIQUID S360は組み立て済みでメンテナンスフリーの水冷CPUクーラー

 ラジエータのサイズは約394×120×27mm。厳密には異なるが、一般的に12cm角ファンが3つ並べて搭載できるスペースが必要だ。自分のPCに組み込み可能かどうかは、購入予定あるいはお手元のPCケースの仕様を確認したい。

シリーズ最大の36cmクラスラジエータを採用。ラジエータのサイズは空冷CPUクーラーのヒートシンクサイズに相当すると思えばよい。大きいほど高性能だ

 ポンプ部はAsetekの第7世代製品を採用していると言う。同社の製品としてはMPG CORELIQUID Kシリーズも同様のポンプを採用している。ポンプ部のトップカバーには2.4インチディスプレイが搭載されており、ここに温度などのハードウェア情報やGIFやMP4などのアニメーション、写真やテキストからお天気情報までさまざまな情報を表示できる。MPG CORELIQUID Kシリーズも同様の2.4インチディスプレイを搭載しているが、MEG CORELIQUID Sでは正式にビデオ/アニメーションに対応していることと、パネル駆動方式にIPSを採用していると明言しているところが異なる。

ステータス監視や好みのイメージ、映像などを表示できる

 また、このポンプ部にはソケット周辺を冷却する6cm径ファンが内蔵されている。CPUソケット周辺には、CPUに電力を供給するVRM回路や、昨今のマザーボードではM.2スロットを置くモデルも多い。こうしたCPUソケット周辺にあるが温度管理も重要なパーツを冷却できるというのがウリだ。なお、この部分にファンを搭載するのはMPG CORELIQUID Kシリーズも同様。MSIの上位グレードモデルMEG、MPGの特徴となっている。

ポンプ直上に6cm径ファンを搭載し水冷CPUクーラーの弱点であるソケット周辺を冷却する

ヘッドのCPU接触面側にはグリスが塗布済み

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