新4K8K衛星放送視聴可能機器の出荷・設置台数が8月までの集計値で累計1000万台を突破し、一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)がオンライン記者発表会を開催した。
2018年12月1日に新4K8K衛星放送が開始されて以来、A-PABは、新4K8K衛星放送受信可能機器の普及を進めてきた。放送開始から1年で300万台、2年で700万台を超え、放送が始まって2年9ヵ月の2021年8月、ついに1000万台に到達。コロナ禍による巣ごもり需要やオリンピックへの期待感も後押しし、「東京オリンピック・パラリンピックに向けて1000万台」という当初の目標を達成した。
A-PAB理事長の相子宏之氏は「1000万台というひとつの目標には達しましたが、今後更なる新4K8K衛星放送普及のためには、より一層普及促進を図り、多くの方々に視聴して頂き、メディアとしてその価値を高めていくことが重要と考えています。1000万台の次は、2024年パリオリンピック・パラリンピックの頃に2500万台の普及を目指すべく、放送事業者をはじめ各方面のご協力をいただきながらさまざまな施策を検討していきたいと考えています」と語り、次なる目標も明らかにした。
A-PAB・木村政孝理事は1000万台達成の背景について、アナログ放送終了時に購入されたテレビが買い替え時期を迎えたことや、この1年間は「スティホーム」と「東京オリンピック・パラリンピック視聴マインド」が需要拡大を支え、前年同月比3~4割増が連続したことなどがあると説明。また、A-PABがこれまでに行ってきた周知広報・普及拡大策も目標達成を後押ししたと語った。
A-PAB公式サイトやYouTubeチャンネルでは、新4K8K衛星放送の視聴方法に関する動画も掲載。今後更なる普及を目指している。
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