第35回
7台のパソコンやゲーム機を1つのディスプレーにつなげられる
ついに4K対応! PCに差すとHDMIがワイヤレスになる「SP Cast Pocket 4K」が便利過ぎるので語りたい
2025年01月17日 17時00分更新
スペックだけ上がって(余計な味付けなしで)新登場!
以前、HDMIケーブルを無線化できるヒット製品EZCast Pocketをご紹介した。そして今回、その正統進化バージョンにあたる「SP Cast Pocket 4K」を試用することとなったのだが、これがまた想像以上にスゴかったので語っていきたいと思う。
この「SP Cast Pocket 4K」、実はすでに2024年末に発売済み。前モデルが非常に人気を博したこともあり、記事公開時点では売り切れている可能性もあるが、まずは多くの人にこの製品の存在を周知したい。
コンビニスイーツに「美味しくなって新登場!」というシールが貼られていて、本当に美味しくなっていたことは歴史上皆無だが(偏見)、この「SP Cast Pocket 4K」の場合、基本性能は変わらず「スペック向上で新登場!」なのだ。特に前モデル、EZCast Pocketを使ったことのあるユーザーならこのありがたさがわかるはず。さっそく紹介しよう。
ワイヤレスで4Kディスプレーに画面を伝送「SP Cast Pocket 4K」
「SP Cast Pocket 4K」は、発売元のプリンストンの製品紹介では「4K対応ワイヤレスプレゼンテーション」とカテゴライズされているが、端的に言えばPCやタブレットなどの映像と音声をワイヤレスでディスプレーへ伝送する製品だ。
一般的に普通のHDMIケーブルでデバイスとディスプレーを接続するときには、その両端をそれぞれに差し込むだけだと思うが、この「SP Cast Pocket 4K」も、ケーブル同様簡単に使える。
「SP Cast Pocket 4K」は、無線機能を搭載した「送信機(TX)」と「受信機(RX)」とのセットで利用する。
PCなどデバイス側のHDMIポートに送信機を接続し、給電用のUSBケーブルを接続、そしてディスプレー側のHDMIポートには受信機を接続してこちらにもUSBケーブルで給電、両者をペアリングすることでワイヤレス接続が完了する。もう少し詳細な手順は後述するが、とにかく非常に簡単、シンプルに接続が完了するのだ。
「デバイスとディスプレーを接続するケーブルが邪魔!」という、単純ではあるが意外と重要なニーズに的確に応える製品が「SP Cast Pocket 4K」だ。その機能は、送信機側のデバイスの画面を複製、もしくは拡張して受信機側のディスプレーで表示するというもの。
たとえば、会議室の大型ディスプレーに自分のPCの画面を映す場合には「複製」、テレワークで外付けディスプレーに接続する場合は「拡張」、という具合だ。
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