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大型バイクに乗りたい! アラフォーでも大型自動二輪免許を取得できるか挑戦!

2021年08月15日 12時00分更新

Honda Dream 新宿で納車した筆者のCBR250RR

 一昨年にアラフォーにして普通自動二輪(400ccまでのバイク)免許を取得、昨年Honda「CBR250RR」を購入した筆者。バイクに乗るにつれ、大型バイクに乗ってみたいという欲が出てきました。ですがそこには免許の壁が……。そこで「アラフォーでも大型自動二輪免許を取得できるのか?」「大型バイクに乗れるのか」に挑戦する運びとなりました。名付けて「アラフォーでも取れる! 大型自動二輪免許」です。

 なお今回の撮影は、全教習課程を修了してから実施しています。教習中は他の教習生のご迷惑になりますし、撮影のために別途バイクに乗るのは、正規の教習に影響を及ぼすということで、許可が下りないのです。

いきなり大型から取ればいいというものでもない

今回教習を受けたレインボーモータースクール和光

スクールバスがあるので便利

 今回お世話になった教習所は、埼玉県和光市にある「レインボーモータースクール和光」。世界最大のバイクメーカーでもあるHondaグループの教習所になります。ASCII.jp読者的には、純情のアフィリア・寺坂ユミさんのペーパードライバー教習でお世話になった場所、そして実はモデル/タレントの新 唯さんが普通自動二輪教習の取材でお世話になる場所でもあります。つまり「彼女達の教習取材の合間に、自分も大型自動二輪免許を取得しちゃおう」と考えたわけです。実際はそう簡単に事は進まず、教習が重なる事はなく、終わってみれば2ヵ月間、週に1回以上、この教習所にお邪魔することになり、さすがにナビなしでも道を覚えてしまいました。

教習所の料金

 日本において自動二輪免許は排気量別に小型(125ccまで)、普通(400ccまで)、大型(制限なし)に免許区分されているのはご存じのとおり。となると、最初から大型を取得すればオトクと考えがちです。ですが、最初から大型二輪免許取得にチャレンジできる教習所は多くありません。というのも、教習の難易度がとても高いから。今回取材でお邪魔しているレインボーモータースクール和光では、いきなり大型二輪免許取得の希望があった際は、事前に大型教習車の引き起こしと手押しをして、できた人のみ申し込みができるとのこと。「なんだカンタンじゃないか?」と思われそうですが、大抵の方はできないのだそうです。

 ちなみに費用面ではMT普通二輪の教習料金が10万1750円(税込、普通自動車免許を取得している場合)、MT大型二輪の教習料金も10万1750円(MT普通二輪免許を取得している場合)。一方、いきなりMT大型二輪は19万8110円(普通自動車免許を取得している場合)とお安くなるのですが、実際は卒業生割引などを使うと、ほぼ同じ料金になるとのこと。ただ、免許試験場などでの更新手続きに行く手間と料金は1回分省けますが……。

レインボーモータースクールの教習手帳

教習手帳「入校から卒業までの流れ」ページ

 MT大型二輪の教習は、MT普通二輪免許を所得している場合、1段階が5時限、2段階が7時限の合計12時限。ちなみに学科教習は免除です。MT普通二輪免許の方が実技教習時間は多く、1段階9時限、2段階8時限。なのに値段は一緒とはこれいかに? と思った筆者です。大型バイクは燃費が悪く、ガソリンを使うからだろう、と勝手に納得しました。

教習コース全景

所内で栗原バイク走行。近くに指導員が立っている

 一般的にバイクの教習というと、自動車と一緒のコースを走り、指導員とマンツーマンのイメージを持たれるかと思います。筆者も普通二輪免許を取得した時はそうでした。ですが、レインボーモータースクール和光は、二輪と四輪で教習コースが完全にわかれているほか、指導員が生徒にベッタリではなく、チェックポイントの要所に立って、その指導員が生徒を指導します。

 大型二輪教習を受講し感じたのは、参加者のほとんどが男性であること。若い男性の姿の中に、筆者も含めて年配の方の姿の方が多かったように思います。筆者はフリーランスなので平日昼間でも時間はあるのですが、その方は会社を休んでいるのかな? と尋ねたところ「コロナ禍の影響でテレワークになりまして。時間ができるようになったから教習を受けることにしました。さっきまで教習所の駐車場にクルマを停めて、車内でオンライン会議していたんですよ」とのこと。一方、大型二輪を希望する女性の姿はほとんど見かけることがなく、筆者と同じ教習を受講した若い女性は全教習を通してわずか1回のみ。バイク女子という言葉を時折目にしますが、大型まで、という方は多くないのかもしれません。

教習車NC750L

教習車NC750L

教習車CB400 SUPER FOUR

 教習車はHondaの「NC750L」というモデル。最高出力37馬力、最大トルク5.5kgf・mを発する排気量745ccの直列2気筒エンジンを搭載したバイクです。筆者が普段乗っているCBR250RRよりも最高出力は低いものの、トルクは2倍以上! ちなみに普通二輪の教習車であるCB400 SUPER FOURは、排気量399cc直列4気筒エンジンから、最高出力56馬力を発生。最大トルクは4.0kgf・mと低いものの、実は普通二輪の方がハイパフォーマンスだったりします。車重は、CB400 SUPER FOURが207kgに対して、NC750Lは228kgと20Kg増量。「たった20kgでしょ?」とお思いの方は、バイクに乗ったことがない人。これが大きな差なんですよ……。特に引き起こしの時に。

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