Core i7-11800HにGeForce RTX 3050 Tiと最新スペック
ゲーミングPCに必須の高性能CPU・高性能GPU・高リフレッシュレート液晶を搭載、17万円台とコスパも優れた「Pulse GL66」で大量ベンチマークテスト
中~高画質が狙えてリアルタイムレイトレーシングも試せるゲーミングスペック
今回は本体そのほか各部を見ていく前にまず代表的なベンチマークのスコアと、どのようなタイトルがどのくらいのスコア、フレームレートで楽しめるのかを紹介しておこう。シリーズ最上位モデルではないが、シリーズ中位のGeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU搭載モデルがどのくらいのパフォーマンスなのか参考にしていただきたい。以降、ノートPCで重要な電源設定は統合ユーティリティの「MSI Center」から「Extreme Performance」を選び計測している。
3DMarkではFire Strikeが12396、Time Spyが5614。Fire Strikeで10000を超えているのでフルHD、中~高画質にフォーカスした十分な性能が期待できる。一方、DirectX 12ベースの高負荷の設定は荷が重い。たとえばリアルタイムレイトレーシングテストのPort Royalは804だ。同時にVRAM容量が足りないという警告も出た。GeForce RTXシリーズであるためリアルタイムレイトレーシングに対応しているものの、軽量タイトル中心でDLSSの併用が前提と考えるのがよい。
VRMarkではOrange Roomは7522、平均163.07fpsでターゲットフレームレートをクリアしており、Cyan Roomは5300、平均115.54fpsでこれもターゲットフレームレートをクリアしている。あまりにも重いものは別として、VR用途でも十分に通用するスペックと言える。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークでは、1920×1080ドット、高品質設定で5396(やや快適)、標準品質設定で7673(快適)、軽量品質設定で9920(とても快適)といった評価だ。
PHANTASY STAR ONLINE 2 NEW GENESIS CHARACTER CREATORでは、1920×1080ドット、画質:ウルトラ(6)設定で4311(画質設定引き下げ推奨)、スーパー(5)設定で4867(画質設定引き下げ推奨)、高(4)設定で6144(標準的な動作)、中(3)設定で15897(快適に動作)といった評価だ。
World of Tanks enCore RTでは超高プリセットで21704(素晴らしい結果)。超高プリセットをベースにレイトレース影を最小から最大まで1レベルずつ引き上げてみると17542>16258>14680でいずれも素晴らしい結果という評価だった。
Assassin's Creed: Valhallaでは1920×1080ドット、高画質設定時で27fps、中画質設定で69fps、低画質設定時で82fps。高画質と中画質での差が大きいが、これは高画質設定時にグラフィックスメモリが4GBでは足りていないところが理由だ。
Tom Clancy's Rainbow Six Siegeでは、1920×1080ドット最高画質設定で228fpsだった。最低fpsも175fps出ていることから144Hzパネルの評価機ではV-SYNCオン(144Hz)として問題ない。
このようにやや重めのタイトルも中~高画質で30~60fpsの快適なフレームレートが得られ、eスポーツタイトルでは高画質設定で144fps超を満たすことができた。
なお、動作音はExtreme Performance設定でも一般的なゲーミングノートPCレベルかやや静かな部類ではないかと思う。
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