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山根博士のグロスマレビュー

「OnePlus Nord CE 5G」は高い水準でまとまった性能と驚くべき価格が魅力

2021年06月21日 10時00分更新

望遠やマクロはないが必要充分の3眼構成

 カメラは6400万画素広角(26mm)と、800万画素超広角(116度)、それに深度測定用の200万画素のトリプル仕上げ。望遠やマクロのない割り切った設計だが、6400万画素で撮影し一部を切り取ることで望遠撮影的な効果も期待できる。なお、デジタルは最大10倍までの撮影が可能、また最短距離撮影は8~10cm程度であまり寄ることはできない。

6400万画素カメラを含むトリプルカメラを搭載

 カメラのUIはプレビュー画面の下にモードが並ぶ一般的なものだが、画面最下部に表示される横ラインを上にスワイプすると、そこからモードを一発で選ぶことができる。急いでモードを切り替えたいときは便利だ。また、OnePlusのスマートフォンは撮影モードに「その他」があるのも特徴だ。

カメラのUIは一般的だが、画面下からスワイプでモードをすべて呼び出せる。ズームは0.6倍からデジタル10倍までに対応する

 通常の写真撮影では1600万画素相当(4624×3472ドット)で撮影される。6400万画素(9248×6944ピクセル)への切り替えは画面右上の2番目のアイコンをタップ。ややわかりにくいので最初はどこで切り替えるのかに戸惑ってしまった。ポートレート撮影ではボケの度合(F値)は変更できず、画面上のタップしたところより後ろにあるものをぼかしてくれる。そして最近の中国系スマートフォンで主流のウォーターマークには名前や日付も入れることが可能だ。

6400万画素へはこのアイコン(赤矢印)をタップ。ポートレート撮影に設定は無い。ウォーターマークは自在にカスタマイズできる

 それでは以下、筆者の居住する香港でいくつか撮った作例を紹介する。

超広角撮影(3624×2448ドット)

標準撮影(4624x3472ドット)

6400万画素撮影(9248x6944ドット)

デジタル10倍撮影(4624x3472ドット)

ポートレート撮影(4624x3472ドット)

約8cmの近接撮影(4624x3472ドット)

室内の銅像を撮影(4624x3472ドット)

レストランでの食事撮影(4624x3472ドット)

【まとめ】非常に高い水準でまとまっているスペック
価格を考えるとお買い得すぎる1台

 日本円で3万円台と5Gスマートフォンとしては価格が安く、6400万画素カメラを搭載し日常的な利用には十分なスペックを搭載する、OnePlus Nord CE 5G。OxygenOSの使い勝手もよく、最初の1台目としても十分使える製品と感じた。もちろんハイエンドスマートフォンユーザーのセカンドマシンにも向いているだろう。

コスパに優れた5Gモデルといえる

 なおOnePlusは日本には未参入であり、現時点ではグローバル向けの製品をオンラインストアなどで販売している。しかし、今後は日本市場への参入も期待される。OnePlusはOPPO、RealMeとともに持ち株会社Oujia Holdingsの一員だが、今後OPPOのサブブランドなることが発表された。OPPOはすでに日本で数多くの製品を出しているが、今後はOnePlusブランドの製品も日本展開されるかもしれない。

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