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山根博士のグロスマレビュー

ハイエンドメーカー・OnePlusのカジュアル5Gスマホ「OnePlus Nord N10 5G」のちょうど良さ

2021年03月02日 12時00分更新

OnePlus Nord N10 5G

 ハイエンドスマートフォン専業メーカーであるOnePlusが海外で販売している「OnePlus Nord N10 5G」は、ミドルハイクラスのチップセットを搭載した製品だ。チップセットはクアルコムのSnapdragon 690を世界で初搭載、クワッドカメラは最高画質6400万画素とカメラ性能も悪くない。なお、OnePlusは各国でオンラインストアを展開しており、グローバル向けには大手ECサイトなどにオフィシャルストアを開設。今回はAliexpressにあるOnePlusの公式ストアから製品を入手した。

日本円で3万円以下! 「あの」OnePlusのスマートフォン
その実力を試した

 OnePlus Nord N10 5Gは、本体サイズが約74.7×163×9mm、重さは190g。ディスプレーは6.49型(2400x1080ドット)を搭載する。ディスプレーはフラットタイプで左上のパンチホールに1600万画素のフロントカメラを搭載、表面はゴリラガラス3で覆われている。ディスプレーの材質は有機ELではなくIPS液晶であり、そのため指紋認証センサーはディスプレー埋込ではなく背面に搭載されている。

6.49型ディスプレーを搭載する

 背面は中央にOnePlusのロゴマークが入り、下部に「ONEPLUS」の名前も刻まれている。OnePlusのブランドを好む人にはたまらないデザインだろう。背面は光沢があるが樹脂仕上げで、指紋の跡は残りやすいタイプだ。カメラは左上に長方形の台座を配置し4つを搭載。カメラ周りには画素数などの記載はなく、すっきりした仕上げになっている。そして背面中央上部にあるのが指紋認証センサーだ。

OnePlusロゴが目立つ背面

 本体右側面は電源ボタンのみが搭載されている。電源OFFはこの電源ボタンと、左側にある音量調整ボタンの「上」ボタンを同時に押すという操作になる。電源ボタンの長押しでGoogleアシスタントが起動するようにプリセットされているため、このような操作になっている。

電源ボタンのみのシンプルな右側面

 本体左側面には音量調整ボタンとSIMスロットを備える。OnePlusのスマートフォンは側面にAlert Sliderと呼ぶワンタッチでマナーモードを切り替えるスライドスイッチを搭載しているが、このOnePlus Nord N10 5Gは非搭載。このあたりはコストを下げるために廃止されたのだろう。本体下部はUSB Type-C端子と3.5mmヘッドフォン端子を備える。

側面にAlert Sliderは非搭載。本体下部にヘッドフォン端子を備えている

 200gを切る重量は片手で持っても重いとは感じられない。握ったままでの指紋認証の速度はかなり速く、ディスプレー埋め込み型よりエラーが起きる確率も少ないと感じる。音量ボタンが左側にあるが、右手で持っていて「親指で(右側面の)電源ボタン、薬指で(左側面の)音量ボタン」をちょうど操作しやすくなっている。OSはAndroid 10をベースにした独自UI「Oxygen OS 10」を搭載するが、同OSの機能の一つである「画面をダブルタップしてスクリーンをOFFにする」機能はちょっと便利だと感じた。

片手で楽に持てる大きさ。Andorid標準+OnePlusの数個のプリインストールアプリ

 Oxygen OSは中国メーカー各社の独自UIと比べても、使いやすいという評判をよく聞く。たとえばホーム画面から下にスワイプすると表示できる「Shelf」機能はクイックメモを書いたりツールを即座に起動する(アプリの登録も可能)といった、ステーショナリーのようによく使う日常的な機能をすぐに呼び出すことができる。

Shelfはツールの引き出し。即座にメモを書いたりタイマーを呼び出せる

 また設定画面では通知バーの表示を自在にカスタマイズ可能で、時計を秒まで表示したり、Wi-Fiやデータ通信といった通常表示されるアイコンすべてのON/OFFも可能だ。さらにはアプリごとに起動パスワードをかけられるので、他人にアプリを勝手に操作されてしまう恐れも少ない。新機能はベータバージョンがOnePlus研究所から利用可能だ。OnePlusのハイエンドモデルが備えるこれらの機能を、OnePlus Nord N10 5Gでも利用できるのだ。

時計を秒表示したりアイコンを全部非表示にすることも可能

アプリロックも掛けられる。OnePlus研究所で新機能を試す。機種変更時のデータ移行はQRコードで簡単にできる

 今回テストしたモデルはメモリー6GB+ストレージ128GBモデルのグローバルバージョン。端末の情報画面から5Gの接続状況が確認でき、5G NR接続時は「NR」と表示される。ミドルハイレンジ端末としてそのほかに目立った機能はディスプレーのリフレッシュレートが90Hzに対応しており、60Hzと切り替えできる。

端末の詳細情報。5G NRの接続状況が確認できる。リフレッシュレートは90Hzに対応

 さて、最も気になるのはSnapdragon 690のパフォーマンスだろう。AnTuTuのスコアは283535、Geekbench 5のスコアはシングルコア608、マルチコア1859。Snapdragon 765Gより若干下回るというデータか。また、香港の5G NR回線でスピードテストをしたところ、下り600Mbps前後。比較としてSnapdragon 888搭載のGalaxy S21 Ultraでも測定したがほぼ同速度であったことから、モデム性能も悪くないことがわかる。

AnTuTuは283535、Geekbench 5はシングル608。5G NRで約600Mbps前後を記録

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