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まだまだ使えるMacBook Air Mid2017のSSDを換装、大容量化に挑戦!

2021年05月13日 15時00分更新

Samsung最新NVMe M.2 SSDで換装にチャレンジ

 換装するSSDには、MacBook Airの標準SSDになっていることが多々あるSamsung製からチョイスした。現行のラインアップは、PCI Express4.0×4に対応し最大7000MB/secのリード性能を発揮する「980 PRO」、PCI Express3.0×4 NVMe M.2の定番となる「970 EVO Plus」、そして容量1TBで1万5000円前後の手ごろな価格帯になっているDRAMキャッシュレスの「980」になる。

Samsung SSD 980と970 EVO Plusのラインアップ
製品名 型番 容量 実売価格
980 MZ-V8V250B/IT 250GB 5800円前後
MZ-V8V500B/IT 500GB 8000円前後
MZ-V8V1T0B/IT 1TB 1万5000円前後
970 EVO Plus MZ-V7S250B/IT 250GB 6800円前後
MZ-V7S500B/IT 500GB 1万1400円前後
MZ-V7S1T0B/IT 1TB 1万9000円前後
MZ-V7S2T0B/IT 2TB 3万6500円前後

 この時期のMacbookのインターフェースはPCIe2.0×4なのだが、PCIe2.0x4のみに対応しているSSDは現状ほとんどないため、4レーン対応の製品はPCIe 3.0x4かPCIe4.0x4の製品から選ぶことになる。性能とコストのバランスから考えると、PCIe3.0の製品がベターだ。すると、選択肢は「970 EVO Plus」か「980」になる。

 動作実績という面では「970 EVO Plus」が安心だが、コスト面は「980」に軍配があがる。悩みどころだが、今回はコストを優先して「980」での換装にチャレンジすることにした。

 記事では1TBモデルを使っているが、500GBモデル「MZ-V8V500B/IT」なら8000円前後で購入できるので、必須となる2種類のドライバーと変換アダプターを合わせても1万円台前半で、ストレージの容量を約4倍に増やせることになる。

DRAMキャッシュを搭載しないことでコストダウンを図った「980」

1TBモデルの「MZ-V8V1T0B/IT」は、1万5000円前後で購入できる

「980」はチップが片面実装なので、ノートパソコンのSSD換装時にありがちな物理干渉の危険も少ない

換装と一緒にOSをクリーンインストール

 macOSはTime Machine経由はもちろん、インターネット経由からもリカバリーできるので、なくとも問題ないがあると便利なのが、macOSインストール用のブータブルUSBメモリーだ。

 換装に挑戦する13.3インチMacBook Air Mid2017は、デフォルトのmacOS High SierraからBig Surまで、アップグレードを繰り返しているため、いろいろゴミファイルが残っている可能性もあるので、ここではmacOS Big SurをクリーンインストールできるUSBメモリーを作成。クリーンインストールしたSSDにTime Machineからアプリケーションやデータを移行することにした。

macOS Big Surまでアップデートを繰り返して使ってきたMacBook Air Mid2017。換装時はmacOS Big Sur 11.3.1までアップデートしていた

 macOSをクリーンインストールできるブータブルUSBメモリーの作り方は覚えておいて損はないので、マスターしておこう。

 用意するのは容量16GBクラスのUSBメモリーで、あとはmacOSから操作するだけ。macOSのダウンロードをはじめ、ブータブルUSBメモリーの作成手順は、「macOS USB インストール」といった単語でウェブ検索すれば、アップルのサポートページがヒットするので、その手順通りに進めれば問題ない。ターミナルでコマンドを使う必要もあるが、コマンドもコピペで大丈夫だ。

アップルのサポートページで、macOSごとの手順が解説されている

14GB以上のUSBメモリーを用意。「Mac OS拡張(ジャーナリング)」、ボリューム名「MyVolume」でフォーマット

「ターミナル」でコマンドを実行。ダウンロードしたmacOSからインストールUSBメモリーを作成する

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