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まだまだ使えるMacBook Air Mid2017のSSDを換装、大容量化に挑戦!

2021年05月13日 15時00分更新

 MacBook Air/ProとMac Miniに続いて、iMac、iPad Proと、着々と進んでいるAppleシリコンの搭載。コストを抑えつつ、インテルプロセッサーを上回るパフォーマンスを発揮するなど非常に魅力的だが、eGPUとBoot Campに非対応なほか、外付けディスプレーでの出力は1台のみになる(DisplayLinkアダプター利用で対策可能)など、もう少し熟成を待ちたい面もある。

 筆者もそんなひとりで、サブマシンと割り切ってM1 MacBook Airに惹かれるものの、コロナ禍でCOMPUTEX TAIPEI、東京ゲームショウなど、リアル展示会が軒並みなくなり、出先でパソコンを使うことが激減。これまで使ってきた13.3インチのMacBook Air&iPadでも事足りる状態だったりする。

 読者のなかにも、出先でパソコンを使う機会が減り、本体の買い替えを躊躇している人もいるだろう。とは言え、ひと昔前のMacBook Airは内蔵ストレージ容量が128GBとかなりギリギリなので、しばらく使い続けるには心もとない。SSDを換装してストレージ容量を増やせれば延命できるが、うまくいくのだろうか?

13.3インチMacBook Air Mid2017。標準搭載されている128GB SSDを換装して高速大容量化を目指す

 薄型ながらストレージの換装も可能なMacBook Air。とくに13.3インチMacBook Air Mid2013~2017に内蔵されているSSDは接続端子こそ独自規格になるが、インターフェースは自作PCで主流のNVMeを採用しており、接続端子の変換アダプターを使うことで市販のNVMe M.2 SSDに換装可能になっている。

 換装のキモとなる変換アダプターとNVMe M.2 SSDとの相性といったハードルもあるが、ものは試しということで、編集部にあった13.3インチMacBook Air Mid2017のSSD換装にチャレンジしてみた。

食材(換装)の下ごしらえは入念に!

 13.3インチMacBook Air Mid2013~2017に限らず、SSDの換装で大事なのはバックアップを含めた前準備だ。今回換装する13.3インチMacBook Air Mid2017では、以下の4つの点を押さえておきたい。

  • 1)データのバックアップ
  • 2)工具、静電手袋、エアダスターの用意
  • 3)変換アダプターと換装SSDを入手
  • 4)16GB USBメモリー(おまけ)
 

 バックアップは、Time Machineを使って外付けストレージに行なえるので容易にクリアできる。

Time Machineを使って、Samsung「T7 Touch」にバックアップ。換装したSSDに、アプリケーションなどを簡単に戻せる

 2つめは工具類だ。13.3インチMacBook Air Mid2017のSSD換装には、2種類のドライバーが必要になる。ひとつは本体裏ぶたを外すために使用する星型、5溝と呼ばれる“P5”ペンタローブドライバーだ。同じ5角形のトルクスとは異なり、ネジ山(ネジの頭)にある溝の先端部が丸くなっている。もうひとつはSSDの固定に使われているネジを外すのに使う“T5”トルクスドライバーになる。ともにAmazonや、Mac専門店の秋葉館で扱っているので用意しよう。

 さらにSSDを換装する際は、MacBook Airの基板が剥き出しになるので、静電手袋が欲しいところ。同時にCPUクーラーなども剥き出しになるので、この機会にホコリを除去できるように、エアダスターを用意しておこう。

本体裏ぶたを開けるために、ペンタローブドライバーの1.2mm P5が必要になる

筆者も愛用しているiFixitのToolキット。ペンタローブやトルクスなど、Macやスマホの分解に必要な特殊工具がセットになっている

ペンタローブは、5角形の溝先端が丸いのが特徴だ

 3つめの変換アダプターもAmazonから購入できる。「MacBook Air SSD 変換アダプター」などで検索すれば、1000円前後でいくつかの製品が表示されるだろう。今回は念のため、2つ製品を購入した。

Amazonで変換アダプターを購入。価格は1000円程度になっている

今回は、2種類の変換アダプターを用意した

NVMe M.2をMac独自のコネクター形状に変換する

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