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実はウェブ会議に向いているゲーミングヘッドセット、オススメ4機種を紹介

2021年04月04日 17時00分更新

筆者イシオシは、ロジクールの「PRO X Gaming Headset G-PHS-003」

 ブームマイク+有線による抜群のマイク性能を持つ製品。もともとeスポーツのプロと共同開発したゲーミングヘッドセットであるため、有線による遅延のなさはもちろんのこと、通話音声に関してもマイク音調整機能「BLUE VO!CEマイク テクノロジー」を採用することで、会話がしっかりと聞き取れる高いクオリティを持ち合わせている。さらに、自分で音声をチューニングすることも可能なことも嬉しいポイントといえる。

実売価格は1万6000円弱

 このほか、立体音響を正確に表現する「DTS Headphone:X 2.0」にも対応しており、ゲームや映画なども迫力(かつ正確な)サラウンド音声も楽しめるため、幅広い活用もできる。なかなかの万能選手といっていいだろう。

 実際の装着感はなかなか良好で、長時間の使用でもストレスは少ない。多々あるゲーミングヘッドホンのなかでもかなりの優秀さで、とても自然な音声を相手に届けることができる。

 ゲーミングヘッドホンながら外観も派手なタイプではないため、社内だけでなく社外とのオンラインミーティングやオンラインプレゼンに使用してもそれほど違和感はないはず。音質もデザインも、なかなかに使い勝手のよい製品といえる。

予算に余裕があるなら「ASTRO A40 TR Headset/Astro MixAmp Pro TR セットモデル」を

 ゲーミングヘッドホンとして定番中の定番といえるプロユース前提の有線モデルで、専用のアンプがセットされている。オンラインミーティング用途としては、マイクの交換が可能なことが注目のポイントとなっている。標準で付属する単一指向性マイクもかなり良質だが、別売のMod Kitに含まれているマイクはノイズキャンセリング機能付きとなっているため、使用環境に応じてそちらを利用するのをオススメしたい。

実売価格は2万円台後半

 なお、このシステムはパソコン(またはPS4)での利用が前提となっているため、機器との接続はUSB(PS4の場合は光デジタルを利用)で行うので、利用する環境に注意して欲しい。

エントリークラスがいいなら「Razer Kraken」

 ゲーミングデバイスを幅広く手がけるRazerブランドの、エントリークラスに位置するハイコストパフォーマンスモデル。冷却ジェル注入のイヤークッションを採用するなど、長時間使用に配慮したユニークな内容を持ち合わせている。ブームマイクは指向性が高めのカーディオイド集音パターンを採用していて、声の明瞭度もなかなかに良好だったりする。

実売価格は8000円弱

 ゲーミングヘッドホン然としたデザインだが、それでもかまわない人であればオンラインミーティング用途でもなかなかにハイコスパな製品といえる。

ワイヤレスにこだわるなら「G733 LIGHTSPEED Wireless RGB Gaming Headset」

 マイク性能に関して現状のワイヤレス製品はオススメしづらい状況ではあるが、それでもワイヤレス製品がいい、という人にはこちらロジクール「G733」を推薦しよう。

実売価格は1万8000円前後

 こちら、独自技術となる「LIGHTSPEED」の搭載により、ワイヤレスながら遅延が少なく安定した接続性を確保。見通しのよい場所であれば、20mほど離れていても通信が可能となっている。いっぽう、マイク音質については有線モデルに敵わないものの、実際の質感はそれほど悪くないので、オンラインミーティングでも充分に活用できる製品といえる。

 そのほかにも、ヘッドバンドやイヤーカップに形状記憶性の素材を採用することで、密閉性と快適性を両立しているため、長時間の使用もあまり苦にならない。「DTS Headphone:X 2.0」にも対応しているため、幅広い活用ができる点も嬉しい。

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