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顔認証や電子チケットで快適熱狂型の観戦を、ジャイアンツ×東京ドームDXプロジェクト

2021年03月25日 09時00分更新

今回のひとこと

「コロナ前は、熱狂声援型の楽しみ方だったが、コロナ禍では快適体感型に変わった。コロナが終息したときには、快適熱狂型になるだろう。顔認証や電子チケットや自動入場ゲートなどはそれを実現するためのもの。未来のエンターテインメント空間を楽しんでほしい」

(読売巨人軍の今村司社長)

目指す、快適熱狂型の感染スタイルとは?

 東京ドームと読売巨人軍、読売新聞東京本社は、「ジャイアンツ×東京ドームDX(デジタル・トランスフォーメーション)プロジェクト」を推進中だ。

東京ドーム

 読売巨人軍の今村司社長は、「2020年7月に、東京ドームを、世界一清潔で、安全で、快適なスタジアムにするという宣言を行った。それを具体化するものとして、『ジャイアンツ×東京ドームDXプロジェクト』に取り組んでいる」と語る。

読売巨人軍の今村司社長

 同プロジェクトでは、顔認証技術を使った入場管理のほか、入場口の自動ゲート化や電子チケットの導入、弁当や飲み物をスマホなどから購入できるモバイルオーダー、新型コロナウイルスに関する情報を提供する「TOKYO DOME ALERT」などを導入。さらに、「女子トイレもドラスティックにきれいにした」(同)という。

関係者入口などに設置される顔認証装置。マスクをしていても正しく認証する

 今村社長は、「コロナ前までは、熱狂声援型の楽しみ方だったものが、コロナ禍では快適体感型の楽しみ方に変わっている。だが、快適体感型の楽しみ方は、エンターテインメントの終結点ではないと考えている。新型コロナウイルスが終息したときには、快適熱狂型の楽しみ方になるだろう。快適に入場してもらい、気持ちよく時間を過ごしてもらい、野球やその他のエンターテインメントを熱狂してもらいたい」と語る。

 そして、「こうした新たな楽しみ方を具現化するために、電子チケットや自動入場ゲート、キャッシュレス決済、モバイルオーダー、顔認証を導入する」とし、「未来のエンターテインメント空間を楽しんでほしい」と呼びかけた。

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