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「arrows NX9 F-52A」を丸裸に分解! あんなトコこんなトコまで全部見せます!

2021年03月29日 11時00分更新

スピーカーやバイブレーターを取り外す

バッテリーと基板を外すとかなりスッキリした形状になる。ちなみに各所に見られる縞模様は切削加工の跡だ

1の黒いフタの中にはスピーカーやイヤホン、マイク、充電端子などが詰まっている。クランク状のケーブルはこのユニットから伸びている。2はバイブレーターで、ここでスマホを振動させる

左の真っ直ぐ伸びたケーブルはディスプレイと基板を繋げるためのもの

黒いフタとバイブレーターを取り外したところ。1の円形の穴のようなものは画面内指紋センサーに対応する部分。下に見える肌色はディスプレイの裏側だ

下部のユニットと、それを取り外したもの。端子類を見ると、この小さな部分にマイクやイヤホン、USB端子などが繋がっているのがわかる。とくにバイブレーターは配置場所が難しく、試行錯誤の末にココになったとのこと

ゲーマーの味方! ベイパーチャンバーを披露

1がベイパーチャンバー。この中に少量の液体が入っており、CPUや通信モジュールが発する熱を効率良く冷却する

ベイパーチャンバーの仕組み。熱源であるCPUからの熱を1ヵ所にとどめずに拡散し、冷却された液体を熱源に戻すので、発熱によるCPUのパフォーマンス低下を防ぐ

完成品(右)と並べた。スマホ本体が熱くなってゲームを快適にプレイできない状態にさせないため、ベイパーチャンバーは最も力を入れているパーツのひとつだそう

★★★

 これがarrows NX9 F-52Aの中身のすべてだ。これがあの8.5mmの薄さに詰まっている。本体デザインも何気ない形状が強度に影響するので簡単には決められないという。このカタチにたどり着いたのは、少しでも性能を良くしたいという開発者たちの知恵と努力、そして執念と意地の結果なのである。

 カメラで写真を撮ったり、ゲームしたりと、日頃何気なく使うことが多いスマホだが、ご覧のように複雑にパーツが入り組み、最先端のテクノロジーが詰まって、高度な技術であのサイズとデザインを実現させていることがおわかりいただけただろう。

 筆者はゲームをよくプレイするので、ベイパーチャンバーの実物が見られたのは感動した。あの薄い金属のプレートの中に、液体が入って放熱しているなんて……。スマホの進化はCPUの進化。しかし、CPUが高性能化すればするほど発熱も大きくなっていく。それを技術とアイデアでねじ伏せていく。そんな終わらない戦いに身を投じる技術者たちに、今まで以上に尊敬の念を禁じえない。

 以前、富士通コネクテッドテクノロジーズの工場見学で、様々な耐久試験やスマホができあがる工程を見せてもらったが(関連記事)、このようにじっくりと見る機会は初めてであり、よりスマホへの理解が深まった気がする。あの機能がこのパーツで動いて、ココと接続されていて……、と頭ではわかっていたのだが、中の構造は予想でしかなかった。それが明確になったのだから、今後の記事に活かせないとバチが当たりそうだ。

 最後に、先日スマホ総研定例会でもリアルタイム分解をしたので、こちらもぜひチェックしてほしい。開発担当者直々の解説が聞けるので必見だ。

PR:富士通コネクテッドテクノロジーズ

■関連サイト

ドコモ「arrows NX9 F-52A」の主なスペック
メーカー 富士通コネクテッドテクノロジーズ
ディスプレイ 6.3型有機EL(19:9)
画面解像度 Full HD+ (1080×2280ドット)
サイズ 約152×72×8.5mm
(最厚部約9.3㎜)
重量 約162g
CPU Snapdragon 765G
2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android™ 10
5G最大通信速度 下り2.1Gbps/上り218Mbps
5G対応周波数 Sub-6
カメラ アウト:約4850万画素(広角、F値1.8)
+約800万画素(超広角、F値2.4)
+約500万画素(深度、F値2.2)
/イン:約1630万画素
バッテリー容量 3600mAh
FeliCa
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ○/○
(洗える/アルコール除菌可)
生体認証 ディスプレイ指紋認証
USB端子 Type-C
カラバリ ホワイト、ネイビー、ゴールド
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