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山根博士のグロスマレビュー

高性能と高級感を両立した「OnePlus 8 Pro」、気になる赤外線カメラをテスト

2020年08月02日 12時00分更新

 中国のハイエンドスマホメーカー・OnePlusの2020年フラッグシップモデルとなる「OnePlus 8 Pro」はSnapdargon 865を搭載し5Gに対応したハイスペックなスマートフォンだ。クアッドカメラのうち2つは4800万画素に対応、またカラーフィルターカメラは赤外線撮影も可能ということで話題になった。

OnePlusの2020年フラッグシップモデルとなるOnePlus 8 Pro

AnTuTuスコアは57万超え
ハイスペックで上質なスマホ

 OnePlus 8 Proは2020年4月14日にOnePlus 8と共に発表されたOnePlusの最新モデル。OnePlus 8 Proはディスプレーとカメラ性能を高めたOnePlusの最上位モデルとなる。主なスペックはSoCがSnapdragon 865、メモリーとストレージは8GB+128GB、または12GB+256GBの2モデルが存在する。ディスプレーは6.78型(3168x1440ドット)、左右の角を丸めたエッジ形状のデザインで、バッテリーは容量は4510mAh。

6.78型の大型ディスプレーを搭載

カメラは4つ。つやを抑えた高級感あふれる仕上げ

 本体サイズは約74.4×165.3×8.5mm。重量は200gをわずかに切る199g。カメラ部分はやや出っ張りが目立つが中央に配置されるため、机の上においても傾斜はつくが左右にがたつくことはない。本体はIP68の防水防塵に初めて対応した。

本体右は電源ボタンとOnePlus各モデルが搭載する3段階切り替えのマナーモードスイッチ

本体左は音量調整ボタンのみ。カメラの出っ張りでそのまま置くと本体がかなり傾くのがわかる

 充電はOnePlus独自の急速充電技術「WarpCharge」を採用し、最新のWarpCharge 30Tにより23分で50%の充電が可能。また、OnePlusとして初のワイヤレス充電にも対応すると共に、新たにワイヤレスの急速充電技術であるWarpCharge 30 Wirelessを採用。ケーブルレスで30分で50%の充電が可能だ。なお、WarpCharge 30 Wirelessを利用するには専用のワイヤレス充電台の購入が必要になる。さらに、OnePlus 8 Proから他のデバイスを無線充電できるReverse Wireless Chargingにも対応した。

本体上部はマイクの穴が目立つ程度のすっきりしたデザイン。窪みは本体強度を高めるためのものか

本体下部はオーソドックスにSIMスロット、USB Type-C端子、スピーカー。なおmicroSDカードには対応しない

 本体を手に持ってみると200gを超える他社のスマートフォンより軽さを実感できる。背面はつやを押さえつつ指紋もつきにくい仕上げ。多層のフィルムで中間色的な色合いを表現しているが、指先で触れてみると「やわらかさ」を感じるような、上質な仕上げでもある。6.78型と大きいディスプレーを搭載しているものの、側面はディスプレー側だけではなく裏側も丸めてあるため持ちやすい

手に持ってみると滑りにくく保持しやすい

側面は上下どちらもエッジ加工されている

 ディスプレーには1600万画素のフロントカメラをパンチホールで埋め込んでいる。穴のそれほど大きくなく、コンテンツ表示時もあまり気にならないだろう。ディスプレーのリフレッシュレートは最大120Hzに対応しているためゲームの利用にも適している。有機ELディスプレーのため消灯時でも日付や通知を表示するAllways On Displayに対応するほか、ディスプレーの外枠を通知時などに光らせるHorizon light機能も搭載している。指紋認証センサーはディスプレー下部に内蔵されている。OSはAndroid 10がベースで、OnePlus独自UIを組み込んだOxygen OS 10を搭載する。

パンチホール型の1600万画素フロントカメラ

Horizon lightは新機能。リフレッシュレートは120Hz対応だ。OSはOxygen OS

 OnePlusのスマートフォンと言えばパワフルな性能で有名。ベンチマークを計ってみたところ、AnTuTuでは573206をマーク。Geekbench 5のシングルコアは903、マルチコアは3273だった。予想通りのハイスコアで、大手メーカーのハイエンドモデルとそん色のないパワーを持っているといえる。ゲーミングユーザーにとっても注目と言えるだろう。

AnTuTuのスコアは57万を超える

Geekbench 5でも高いスコアを出した

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