PS4よりも確実に早くなった!
最後に高速SSDを搭載したPS5の気になる速度をチェックしてみたい。今回は、検証時にPS5タイトルの動作できるものが少なく、時間も厳しかったので、既に販売されているPS4用の2タイトルで検証した。また、ゲーム機本体の起動時間もチェックした。
まずはゲーム機の起動時間だが、こちらはPSのロゴが表示された後、PSボタンの押下を促されるまでの時間をそれぞれ計測した。ただし、これらは冒頭でも伝えたとおり、主に検証を行なった10月29日時点でのファームウェアの結果なので、発売時の最新ファームウェアでは数値が変わる可能性もある。
PS5の起動は、PS4と大きく変わらない。ロゴが表示され、PSボタンを押して、アカウントを選択してホーム画面に遷移する。このプロセスがなくなった訳ではないので、瞬時に起動するというほどではないが、約8秒と確かな速度アップが確認できた。
次にゲームタイトルだが、バンダイナムコエンターテインメントが8月に発売した新作レースゲーム「Project CARS 3」と、SIEの人気タイトル「Ghost of Tsushima」のインストール時間と、起動時間をそれぞれ計測した。
「Project CARS 3」の容量は約9GBで、インストール時間は約2分の差が付いた。起動時間も約10秒と、こちらもまずまずの差となっている。
一方「Ghost of Tsushima」は、容量が18.164GBでインストール時間はこちらもほぼ2分の差が付いた。起動時間は6秒とそこまで早くないが、確かな差を感じる。
ゲームの起動時間に関しては、ロゴなどが表示される時間は、ゲーム側で制御されていると思われるので、短縮される時間は、そうした表示と表示の間の時間になると考えられる。これまでのSIEのプロモーションで見た限りでは、ゲーム中にキャラクターが死んで、リトライする際のロード時間などで、ほぼ待たせないという。そうした、ゲームプレイ中の各所のロード時間が短くなり、結果としてストレスが少ないゲームプレイにつながるとも考えられる。
以上で、本稿におけるレビューは終了したい。余談だが、PS5はPS4の互換性も持っているため、多くのユーザーが継続してプレイしているPS4のゲームも遊ぼうと考えていると思う。しかしながら、HORIが販売する各ゲームの専用コントローラーなども試してみたが、一部動作しないものも確認できた。PS4認証、もしくはPS4の動作を謳うサードパーティー製のコントローラーなどは、必ずしも動作するとは限らいないようだ。
©SEGA
ただし、これも編集部で検証した時点での結果なので、ゲーム機側の対応もしくはハードウェアメーカーのドライバーアップデートにより、今後対応する可能性は十分にありうる。気になる人は、各社の公式HPやTwitterの情報を確認しておくといいだろう。
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