最新作「ANONYMOUS;CODE」は2021年秋発売に
西川貴教さんが新事業の特別顧問就任、「STEINS;GATE」シリーズ続編も! 「MAGES.事業戦略発表会」レポート
「STEINS;GATE」をはじめとした「科学アドベンチャーシリーズ」を手掛けるMAGES.は、10月25日、YouTubeやニコニコ生放送、Periscopeを通じて「MAGES.事業戦略発表会」を実施した。同社は4月にコロプラグループへ参画しており、本発表会ではこれに伴う今後の事業展開についてや、新規事業についての発表を行なった。
また、同社の人気アドベンチャーゲーム「STEINS;GATE」シリーズや新作タイトル「ANONYMOUS;CODE」のキャストをゲストとして迎え、「科学アドベンチャーシリーズ」の最新情報なども紹介。さらに、発表会後にはファン向けの特別番組も実施した。それぞれの内容をまとめていく。
西川貴教さんが特別顧問に!
「ドール事業」の新規展開を発表
事業戦略発表会では、まずMAGES.の志倉千代丸氏が登壇。なお、志倉氏はもともと代表取締役“社長”であったが、本発表会にて、同日付で代表取締役“会長”に就任したことが発表された。
今後、代表取締役社長には、元代表取締役副社長の本荘健吾氏が就任する。本荘氏も登壇し、両名は今回の役職変更についてコメントした。今回の役職変更について、志倉氏によりクリエイティブに専念してもらうことが大きな目的になっているとのこと。
今後の事業について、より原作開発を強化していくことや、IPのより広いクロスメディア展開、昨今のテレワークへの取り組みといった内容について紹介した。また、コロプラグループに参画したうえで、コロプラのIPを活用した事業展開についてもコメント。MAGES.の“オタク向け”なIPとコロプラの“マス向け”なIPの差異について説明し、これまでと異なるユーザー層にアプローチしていけるような事業を目指しているという。
さらに、新規事業として、今後「ドール事業」を展開していくことを発表。本事業では、羊毛フェルトを用いて本物そっくりな動物のドールを作成する技術を教える、オンラインスクールを展開するとのこと。本事業の特別顧問として、ミュージシャンや俳優、実業家など多岐にわたり活躍する西川貴教さんが参加することも発表された。
今回のドール事業は、ペットの猫や犬などの写真から、本物そっくりなペットの姿を再現することで、亡くしてしまったペットの思い出を残して飼い主の心の傷を癒すといったことが目的。本事業においては志倉氏の実体験がきっかけになっているという。
また、本事業においては、オンラインスクールを用いて技術を習得した人が、それをもとに収益を得る仕組みを創出するといったことも視野に入れているという。本事業の展開時期については、オンラインスクールが実際に稼働するのが来年以降、スクールで技術を学んだ人が、実際にドールを作成、提供していく仕組みを作るのには2年~3年を目途にしているとのこと。
最新作「ANONYMOUS;CODE」は2021年秋発売!
セーブ&ロードが物語に影響?
事業戦略発表会の後半では、「科学アドベンチャーシリーズ」の「ANONYMOUS;CODE」のキャストである夏川椎菜さん(愛咲もも役)、山本彩乃さん(倉科小鹿役)、および「STEINS;GATE」のキャストである宮野真守さん(岡部倫太郎役)、関智一さん(橋田至役)、今井麻美さん(牧瀬紅莉栖役)がゲストとして登場し、作品の最新情報を紹介した。
「ANONYMOUS;CODE」については、作品の特長でもあり、物語の重要なカギを握る「セーブ&ロード」のシステムなどを紹介。本作では、セーブやロードといったゲーム上のシステムが、物語のギミックの一部として組み込まれており、主人公の高岡歩論はプレイヤーの作成したセーブデータや歩論自身(ゲームのキャラクター自身)が作成したセーブデータを使って時を巻き戻す能力を持っているという。これを活用してストーリーを進めていくギミックが組み込まれているとのこと。
「ANONYMOUS;CODE」の発売時期は、来年の2021年秋を予定している。対応プラットフォームは、現在Nintendo SwitchとPlayStation 4を発表しており、PlayStation 5での展開も視野にいれているとのこと。なお、PlayStation Vita版については、発売中止が発表されている。
ちなみに、これまで「科学アドベンチャーシリーズ」においてアニメ化していない作品はなく、志倉氏によれば、本作においてもアニメ化を念頭に置いて制作しているという。今後の続報にも要注目だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります