週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

さようならからか麺、今日からは「きわみ」でいくのだ

一風堂マニアが創業35周年記念の「極からか麺」を実食レビューしてみた

2020年10月16日 10時00分更新

 博多とんこつラーメンの代名詞「一風堂」が、10月16日(金)から、新メニュー「極(きわみ)からか麺」を始めます。「プレミアム」メンバーのおじさんが、じっくり取材してみました。

記念すべき「極からか麺」

さようなら、愛する「からか麺」
こんにちは「極からか麺」
麺もトッピングも違っていました  

 一風堂のメインメニューといえば、「白丸元味」と「赤丸新味」で、いつもどちらにするか脳内で議論が沸騰するのだが、そんなとき頼んでしまうのが「からか麺」だ。

 とはいえ一風堂によると、実をいうと「からか麺」は白・赤より歴史が古いそうで、1989年に大名本店にて誕生した、最年長メニューだそうなのだ。

からか麺の歴史

 その「からか麺」がメニューから消え、ついに新しい味になる。新しい「極(きわみ)からか麺」は、「旨み」と「辛み」と「甘み」という3つの味のバランスをとった自信作であるという。

 スープはもちろんいつもの白いとんこつスープで、自家製ラー油と香油により辛みとコクを加えている。麺は、これまでのからか麺の「中太」から、おなじみの「細麺」に変更されている。

 トッピングの「肉味噌」も改良されており、5種類のスパイスを加えているという。

 さらに、付属品として「胡麻ばくだん」が小皿でいっしょにやってくる。一見単なるミソのように見えるが、練りごまと煎りごまを配合した、胡麻のかたまりで、後述するが、これはまさにバクダンなのである。

「極からか麺」の主なスペック

「ふつう」を実食してみたら
普通ではない味だった!!

こちらが新メニュー「極からか麺」850円

 というわけで、都内某店舗にて、開発者の方の話しを聞きながらいただいてみた。

 オーダー時には、「普通(Normal)」と「特辛(Hot)」の2種から、味を選ぶことになる。開発者さんによると、「普通」でもかなり辛くしてあるという。従来の「からか麺」でいうところの「3辛」相当に近いそうだ。

 自分は辛いもの好きなのだが辛さに弱いという体質なので、従来のからか麺は「普通」をいただいていた。気合を入れたいときには「3」だったので、「極」の普通はふつうではないのである。

 到着した極からか麺は、おなじみの胡麻油とともに中央に肉味噌、そしてその上には「天かす」と「オニオンフレーク」がのっている。蕎麦店ならわかるが、ラーメン店で天かすは出ないと思うのだが、こちら、このラーメンのために作られた天かすで、これにも複数のスパイスで味がつけられているという。

「極からか麺」の中心部

 まずは赤くない部分のスープをいただく。ここはおじさんの大好物であるところの、いつもの一風堂のとんこつスープだ。そして一気に赤い山を崩してグルリンとまぜて再度スープをいただくと、「辛い」。そう、「辛いけどうまい」あのからか麺スープがやってくるのだ。

 ただし、おじさんの感覚では、従来のからか麺にはあった、山椒の「シビレ味」が薄れているようである。それよりも「辛み」がやってくるのだ。

まぜてみた

 細麺をすすると、辛さがまとわりついて、これも従来の中太麺より辛さを感じることとなる。辛いのだがうまいのだ。うまい、からい、うまいといいながらどんどん食べ進む。細めんなので、どんどん進むのだ。

 半分ほど麺をいただいたところで、オマケの「胡麻ばくだん」を投入する。ばくだんという名前もおじさん好みですよ、ええもちろんです。

 この胡麻ばくだんは、けっこうな大きさと重さがある。全量を溶かしてスープを再度味見すると、ゴマの香りと、ちょっと甘さも加わって、辛さが和らいでいる。

「ばくだん」というだけの威力満載です

 とはいえ、いわゆる担々麺ほどはゴマゴマしない。基本のトンコツの味が底辺にながれつつのゴマ風味で、これは新しい。一風堂の机上にある胡麻すりで加えるゴマとはちがう新味なのである。一風堂マニアのおじさんとしては、「胡麻ばくだん」を通常のトッピング・オプションにしてほしいくらいだ。などと考えながら、どんどん食べ進む。今度は、辛さとトンコツのうまさに、胡麻の優しさが加わって、どんどん進むのである。

 というわけで、スープの最後には、かなりゴマ味が残って、最初の「辛いです」というインパクトが、なんとなく「なつかしい」くらいになる。おそるべし「味変ばくだん」なのだ。これを味方にすれば、替え玉3個はイケると思いましたよ、ええ。

 これまでのからか麺の場合、スープの最後に多量の挽き肉様が発見されてちょっと得した気分になるのだが、極ではそれはなかった。

 どうやら「肉味噌」の「肉」に変化があり、「荒い肉成分」が減少しているようである。つまり麺やスープといっしょに自然に食べていたのだ。新しいウマサのヒミツがそこにもありそうである。

 そんな肉好きなキミやおじさんには、従来のからか麺と同様に、「特製・極からか麺」もオーダーできる。こちらはチャーシュー2枚とのり3枚、煮玉子がのっかって1090円(税別)となっております。たぶんおじさんは次回からコレでいくとおもいます。

 極からか麺は1杯850円なので、従来の880円より30円お求めやすくなっています。ちなみに白丸は750円、赤丸は820円なので、それらより高価なラーメンなのだが、辛さといいばくだんといい、それだけの楽しさがあるラーメンなのだ。

 16日からは、白丸か赤丸か「きわみ」かで悩むことになる。今回は挑戦できなかった「特辛」にもぜひみなさんトライしてみてください。丸くてカワイイ「胡麻ばくだん」があなたを救ってくれるはずです。

樽詰めの「オールフリー」がただいま100円!

オマケ情報1

 取材した一風堂さんで、「オールフリー」の樽詰めというものをいただいたら、缶入りのものより俄然おいしかったです。1杯100円なので、「極からか麺」とご一緒に、または食後にピタリだと思いました。

オマケ情報2

 ちなみに、10月16日(金)から18日(日)まで、創業35周年御礼で公式アプリスタンプ2倍です。みんなでプレミアム会員を目指しましょう。

※記事中の価格は"税別"

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります