週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

RAW撮影などプロ級の機能と性能を持つ「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」

2020年10月14日 06時00分更新

 通常モデルの「iPhone 12」「iPhone 12 mini」に対して、さらに上位のカメラ、機能、ディスプレーを搭載するのが、「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」となる。iPhone 12 Proは今週16日予約開始の来週23日発売、iPhone 12 Pro Maxは11月6日予約開始、11月13日発売。

「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」。画面サイズ以外にカメラの仕様に一部違いがある

美しいステンレススチールの筐体
撮影機能はRAW対応でプロレベルの調整が可能

 画面サイズはそれぞれ6.1型(1170×2532)、6.7型(1284×2778)の有機EL(Super Retina XDR)で、200万:1のコントラストに加え、最大輝度については標準で800ニトとiPhone 12の625二トを上回る明るさを持つパネルを採用する。

 デザイン面では、iPhone XSやiPhone 11と同じくステンレススチールを採用。パシフィックブルー/ゴールド/シルバー/グラファイトという4色のカラバリに合わせて仕上げられた美しい輝きも本機の魅力と言える。もちろんIP68の防水・防塵に対応。最大で水深6メートルの水中に30分耐えられる仕様となっている。

 iPhone 12との最大の違いはカメラ。F値1.6の標準カメラに、120度の視野角を持つ超広角カメラ、そして望遠カメラの3眼構成(いずれも12メガ)。この望遠カメラはiPhone 12 Proは52mm相当と、26mm相当の標準カメラと比べると光学2倍だが、iPhone 12 Pro Maxは65mm相当と2.5倍となっている。また、iPhone 12 Pro Maxのみは標準カメラの光学式手ぶれが、デジタル一眼などにも採用されるセンサーシフト式で、アクションカムなどが必要とされる状況でも手ぶれ補正が効くことがアピールされている。

 撮影機能についても、プロレベルである点をアピールするが、特にRAW撮影のサポートに注目。独自のフォーマット(Apple ProRAW)を用いることで、Deep Fusionによる光量の変化などを端末上で可能。iPhone任せの撮って出しではない、プロレベルの調整ができるわけだ。今後は他社製ソフトウェアにおいてもApple ProRAWをサポート予定としている。動画撮影においても、Dolby Vision HDRに対応している。

撮影サンプル

 カメラについては、この3眼のほかに、最新iPad Proにも採用された「LiDARスキャナ」も搭載。ARでの利用のほかに被写体との距離を的確に測定する機能をオートフォーカスに活用し、暗所で1/6の時間で正確に焦点を合わせることができるという。

 MagSafeによるワイヤレス充電の機能については、iPhone 12と同等。5G対応についても、米国ではミリ波に対応するが、日本国内ではサブ6止まりなのもiPhone 12と同じ。

 SIMフリー版の価格は、iPhone 12 Proが128GBモデルが10万6800円、256GBモデルが11万7800円、512GBモデルが13万9800円、iPhone 12 Pro Maxは128GBモデルが11万7800円、256GBモデルが12万8800円、512GBモデルが15万800円。

 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事