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144Hz対応で3万円台前半の27型液晶「G27F」は機能満載で価格以上の満足感

2020年09月04日 12時00分更新

クロスヘア表示などのサポート機能、モニタリング機能も完備

カウンターやタイマーをオーバーレイで起動可能。使い方はプレイヤー次第。そのほか、リフレッシュレートを画面端に表示したり、表示位置を変更する設定が用意されている

上からタイマー、回数カウンター、現在のフレームレート。回数カウンターなどのカウントはショートカットキーから行なうため、あらかじめ「OSD Sidekick」で対応するショートカットを設定しておく必要がある

「OSD Sidekick」。PC上から設定操作などが可能になるため非常に便利だ。GIGABYTEのディスプレーを利用するならインストールしておきたい

 「ゲームアシスト」の設定にはプレイをサポートする機能がまとめられているが、「ゲームタイマー」は、独自のカウントダウンタイマーを表示するオーバーレイを、「回数カウンター」は、ショートカット操作で起動・カウントアップ(ダウン)するカウンターをそれぞれオーバーレイで画面上に表示してくれる。

 どのように利用するかはプレイヤーの工夫しだいだが、PCにインストールする専用ユーティリティ「OSD Sidekick」でショートカットキーを設定しておけばキーボード操作だけでこれらのサポートを完結できるため、あわせて利用するといいだろう。

また、オーバーレイで画面上にクロスヘア(照準線)を表示する機能も。ゲームによらず同じクロスヘアを利用できるメリットがある

左がクロスヘア未使用状態、右がクロスヘアをオーバーレイ表示した状態

 さらにこのメニューからは、オーバーレイで独自にクロスヘア(照準線)を表示できる。クロスヘアが表示されないシングルプレイのゲームや、ゲームによらずディスプレー固有のクロスヘアを利用できるのがメリットだが、競技系タイトルの大会など、使用が歓迎されない場合もあるため注意が必要となる。

 使用するかどうかはプレイヤー各自の判断次第となるが、実際に試してみるのはアリだろう。形状などは簡易的なカスタムが可能だ。

「ダッシュボード」はハードウェアのモニタリング機能。項目にチェックを入れてオーバレイをオンに切り替えることで、常にモニタリング情報が表示される

 画面上にCPUやGPUの温度情報、動作クロックなどのハードウェア情報をオーバーレイ表示できるのが、「ダッシュボード」メニュー。こちらはまず表示したい項目にチェックを入れ、その後オーバーレイ時代をオンに切り替えることで、任意の表示項目を画面上に表示する仕組みだ。

 情報は常に画面上にオーバーレイ表示されるため、ゲームをプレイしながらPCの情報をモニタリングしたい場合などにはそれなりに有用となる。ハードウェアへの負荷がかからない上、PCのアプリではないため、ゲームのチート検出ツールなどでブロックされないのはひとつの利点だろう。

表示項目はCPUやGPUが中心だが、対応マウスのDPI表示が可能なのはユニーク

 ユニークな点として、同じGIGABYTE製の対応マウスを使用している場合、DPIを表示できる。ゲーム中にマウスのDPIを細かく切り替えるようなプレイヤー限定ではあるが、現在のDPIを目視で確認できるため、ケアレスミスを減らせるわけだ。

 またすでに述べているが、こうしたディスプレー設定は「OSD Sidekick」からも調整できる。「OSD Sidekick」を利用する場合、本体とPCを付属のUSB 3.0ケーブルで接続する必要があるが、そうすることでディスプレー背面のUSBポート2つも運用可能となるため、とりあえず接続してしまって損はないだろう。

PCゲーミング特化の良コスパなディスプレー
ハイリフレッシュレート入門にも〇

 「G27F」の実売価格は3万3500円前後。総じてシューターやMOBA向けのシンプルなハイリフレッシュレートゲーミング液晶であり、堅実なスペック・機能性と、比較的手ごろな価格が魅力的だ。

 仕様がゲーミングに特化しているため、おすすめしやすいのは対戦型ゲームをメインで遊ぶPCゲーマーだが、シングルプレイのゲームやCo-op系ゲームのプレイヤーであっても、144Hzを体感してみたいならば有力な選択肢と言える。

 年末に向けて魅力的なゲームタイトルも続々と登場していくわけだが、本製品を日々のゲームのお供にしてみてはいかがだろうか。

(提供:GIGABYTE)

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