人が自らを「辛い食べ物好き」と認識するようになるまで、それぞれのエピソードがある気がします。私は、ロシアンルーレットで激辛ピザを引いた時。むしろそっちのほうがおいしいじゃんと思えて、それまで特に辛いもの好きだと自覚していませんでしたが、自分の味覚はそっちに寄っていると意識しました。
辛いものがイケるとなるとどこまで大丈夫なのか試してみたくなるのが性。これまでに後悔したこともありました(私にとってペヤングの激辛や十八禁カレーは開けてはいけない扉でした)。それでも冒険心は止めらない。
ローソンはカルビーの「ポテトチップス 激辛好きのための激旨辛味」を7月28日から発売。
「〇〇が好きなあなたのためのポテトチップス」シリーズから「激辛好きのための」ポテチが登場です。激辛パウダーが別添えの小袋で付いているのが凶悪そう。数量限定品です。税込198円。
いち早くチャレンジできました。こういう「激辛」をうたう商品を手にすると、とことん辛くあれという期待と、辛すぎて食べられなかったらどうしよう~という不安が混ざります。このヒリつくドキワク感がすでにエンタメ。
小袋のパウダーをいったん皿に開けてみました。内容量は4gです。
激辛パウダーは、赤唐辛子・青唐辛子・ハバネロの3種類の原料を特製ブレンドしたもの。不自然にビビッドな赤ではなく、オレンジみがある自然な色ですね。かえってマジに辛そう。
パウダーをかけない状態のポテトチップスは「牛だし汁」の味わいだそう。まずは、パウダーをかけない状態で食べてみました。けっこうあっさりめで「うすしお」と「コンソメ」の中間くらい。パンチこそ強くないですが、これだけでもおいしくいただけるシンプルでベーシックな味わい。
さてさて、食べ方はというと、ポテトチップスの袋の中に激辛パウダーを入れて、シャカシャカポテトのように振る。この時に、粉が外に飛び散らないように開け口をしっかり握ってから振ってください、とのこと。
パウダーをドパァと入れてシャカシャカ。私はそりゃもういっきに全部入れましたが、慎重派の人はちょっとずつ入れてみて辛さを調整するのが賢いでしょう。
パウダーがポテトチップスに辛み、まだらに赤色に。さっきも書いたように、パウダーの色が極端にビビッドではないのでそこまでキケンに見えないのですが、いったいどうなのでしょうか。
ゴホッ、ゴホッ。
食べるとき、むせました。いえ、辛くてむせたというのではなくパウダーが誤って気管に。パウダーがサラサラしているので、うっかり吸わないようにお気をつけください。
呼吸を落ち着かせてから、あらためてポテトチップスを賞味。
パンチある辛さ。コショウのようなピリピリした刺激も強いです。ハバネロらしい強烈な辛さのうねりが最初にあって、あとからは青唐辛子の風味がやわやわと残る。3種の唐辛子を調合しているからか、メリハリある味わい。
そして塩気も強い! 辛さを高めたぶん、旨味や塩気を濃くしたのでしょう。全体的にしょっぱくて、いやおうなしに水が欲しくなる、水が……。
そこで水を流し込みましたが、失敗しました。ポテチ自体はイケる辛さでしたが、水を飲んだら辛さがスパイスが広がって喉がやけるようでした。むおおお。牛乳を飲むべき。それかビール。
水と一緒味わうとつらかったですが、「ポテトチップス 激辛好きのための激旨辛味」は、私の結論としては旨辛です。辛さについての感じ方は人それぞれなので、気になった方はご自身で召し上がって試してくださいとしか言えないのですが、自分が感じたところをまとめました。
・すっごく激辛で食べられない、というくらいではない
・きっと他社の「暴君ハバネロ」のほうが辛い
・でも、とはいえ刺強め。青唐辛子の風味があって奥深い
・辛さを調節できるのがナイス
・いたい(コショウのようなピリピリ感)
縦読みをお気づきでしょうか。好きな人がいるとつらいこともありますよね。辛いものを一緒に食べるといきおいでアタックできるかも。ほら、辛いけどゴホゴホ、好きだよ、ゴホゴホ。あなたの想いにエッセンスを。何言ってんだっていう締めになってしまいましたが、なんだかんだ刺激がクチに残っていて正常な考えがストップしてしまいました。
「ポテトチップス 激辛好きのための激旨辛味」は本日7月28日発売です。ローソン限定。辛いものが好きな人はぜひお試しあれ。
ナベコ
酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります