週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ぶっかけうどんとはまた違う!

冷かけって何? 丸亀製麺“夏のイチオシ”の魅力を探ってみた

2020年07月03日 11時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII
提供: 丸亀製麺

「冷かけ」のおつゆは「かけうどん」と同じ? 店員さんにきいてみた

冷かけ、さっぱりといただけました。

 「冷かけ」は温かいうどんより、うどんの食感の良さをしっかりと堪能できて、「ぶっかけ(冷)」ともまた違う味わい。

 丸亀製麺好きとして「冷かけ」を今まで知らなかったことにちょっと後ろめたさを感じつつ、店員さんに「冷かけ」について聞いてみました。

ナベコ「冷かけ、おいしかったです。恥ずかしながら冷かけをこれまで存じませんでしたが……」

丸亀製麺の店員さん「ありがとうございます。冷かけをやっているのは夏の期間のみ(約3ヵ月間)。販売期間が短いのでご存じなかったのかもしれませんね。丸亀製麺だと夏はぶっかけ(冷)が人気ですが、冷かけも知る人ぞ知る好評なメニューです」

ナベコ「冷かけのおつゆは、温かいかけうどんのおつゆを冷たくしているーー。で、合ってますか?」

店員さん「いいえ、違います。温かいかけうどんとは全く別のおつゆを使用しています」

ナベコ「え、温かいかけうどんとは違うんですか?」

店員さん「冷かけは、鰹やうるめなど複数の削り節とニボシや昆布からとる旨みに塩味が加わった、調和のとれたすっきりとしただしを使用しています。温かいかけうどんとはまた違うので、温と冷のかけうどんを食べ比べて、おだしや麺の食感の違いを感じていただくもの面白いかもしれません」

ナベコ「削り節やニボシ、昆布のだしも店舗で取っているんですか?」

店員さん「はい。商品のすべてのだしは店舗仕込みです」

ナベコ「同じく冷たいうどんの、ぶっかけ(冷)ともおつゆは違うんですか?」

店員さん「ぶっかけうどんは、しょうゆベースに鰹やうるめなどからとる風味と旨みに加えて、丸みのある優しい甘さが感じられる濃いめのおだしを使用しております。濃いめの味付けのため、冷やかけうどんと比べるとだしの量は少ない仕立てになっています」

ナベコ「なるほど~。冷かけのほうがだしをたっぷり使用しているんですね」

 「ぶっかけ(冷)」とはまた違う冷たいメニュー「冷かけ」。

 調べてみたところ、讃岐うどんには水で締めたうどんにそのまま温かいおつゆをあわせる“ひやあつ”という食べ方や、逆に水で締めたうどんに冷たいおつゆをかける“ひやひや”という食べ方があるそうです。「冷かけ」はまさに“ひやひや”。

 専門店で「冷かけ」をやっているところもありますが、あまり数は多くないちょっと希少な食べ方と言えましょう。

 そんな「冷かけ」を「丸亀製麺」で楽しめるとは!

冷たいうどんと言えば…!「冷かけ」と「ぶっかけ」を食べ比べてみた

冷たいうどんを食べるなら、冷かけとぶっかけ(冷)どっち!?
左が冷やかけ、右がぶっかけです。

 「ぶっかけ(冷)」と「冷かけ」でおつゆも違うということですが、実際に食べ比べて、どう違うのかチェックしてみました。

後日あらためて丸亀製麺に行って、両方食べてみました!

 ■「冷かけ」と「ぶっかけ」は違った魅力がある!

 同じく冷たいうどんでも、比べてみると差はありました。特に、おつゆの味はそれぞれ異なる特徴でまったく別物!

ナベコ「食べ比べてみると、おつゆの味が全然違いますね」

小嶋「冷かけのほうがスッキリでおつゆまで飲める。一方で、ぶっかけ(冷)は甘味もあってしっかりした味。おつゆが少量でも味がくっきりしていてちゃんと満足感ある。後味が強いのはぶっかけ(冷)かな」

ナベコ「冷かけはおつゆが飲めるのが大きいですね。私、汁ものが好きで、家でソーメン食べる時もみそ汁を別途作っていただくくらい。汁ものがないと落ち着かないことがありますが、冷かけならたっぷり飲める。あと、おつゆが飲める分、お腹にたまりますね」

小嶋「天かすを入れた時の染み具合は違いがありますね。ぶっかけは、おつゆが少ない分、天かすにもすぐには汁気が染みこまないで、カリカリ感が楽しめる。一方で、冷かけは天かすがおつゆに漬かってしっかりと柔らかい衣が楽しめる。どちらが好きかは、好みによるものも大きいかも」

ナベコ「個人的に、冷かけは優しい味なので心落ち着かせたい時に食べたい、ぶっかけはしっかりした味なので攻めたい時に食べたいです!」

小嶋「その心持ちの例えはちょっとわからないよ!」

ナベコ「いずれも冷たくて涼やかにおいしくいただけます」

小嶋「お、まとめましたね」

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう