第3回
世界で高い評価を得た“銃で戦うソウルライク”、「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」が日本語ローカライズでPS4に登場!
“ソウルライク”な死んで覚えるPvEシューターがPS4に登場
2019年8月にPC版がリリースされ、高難度アクションRPGとして高い評価を獲得した「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」のPlayStation 4版が、6月25日に満を持して登場する。いわゆる「ダークソウル」シリーズの影響を色濃く受けた“ソウルライク”系タイトルでありながら、現代的な銃器をメイン武装とし、周回要素も充実している本作は、やりこみ派のゲーマーにはたまらない1本だ。
ゲーム本編はPC版の移植になるが、大きなポイントとして、UIやセリフが日本語ローカライズされていることが挙げられる。基本的にはすべてのテキストやボイスが日本語となっているため、これまで言語の壁でプレイを躊躇していたゲーマー諸氏にもオススメできるだろう。ファンタジー要素が強く、じっくり読ませるようなテキストもある作品なので、ローカライズによりゲーム全体の雰囲気が掴みやすくなったのは嬉しいところだ。
“ソウルライク”系タイトルといえば、中世ファンタジー風の世界を思い浮かべる人も多いと思うが、本作の舞台は現代的なシェルター「Ward 13」ということで、一風変わったポスト・アポカリプス風の雰囲気が楽しめる。プレイヤーは、別の次元から突然現れた怪物「ルート」の出現によって荒廃した世界で、クリスタルによって次元を行き来する冒険者となり、大量のルートを殲滅しながら「Ward 13」創設者の行方を捜すのが主な目的だ。
ルートによって荒廃しているものの、拠点の文明レベルもかなり現代に近いのだが、「いくつもの次元を移動する」というゲームシステムが根幹にあるため、登場するステージはバリエーションに富んでいる。ルートの侵攻によって崩壊した地球はもちろん、人類とは異なる文明が発達した森、荒涼とした砂漠、異形の怪物が支配する沼地など、現代を舞台にしつつファンタジー要素もかなり強め。独特の世界設定は、本作の魅力の1つと言えるだろう。
敵を倒しながらダンジョン内のチェックポイント(クリスタル)を目指しつつ、時には拠点に戻って武器や防具を強化する、というのが基本的なゲームの流れ。プレイヤーの武装には近接攻撃ができる剣や斧も用意されているが、基本的にはピストルやライフルといった銃器を活用していくことになり、この点において、本作は他のソウルライク系タイトルとは大きく差別化されていると言っていい。
操作系はオーソドックスなTPS視点のガンシューティングであり、銃器で遠距離から敵を攻撃しつつ、シビアな攻撃を回避アクションで避ける、それなりに忙しい操作が必要になる。こちらも遠距離攻撃がメインとなるぶん、敵のスピードは速めで、遠距離攻撃も多用してくるため、常に気を抜けない戦闘が楽しめるだろう。
一度に対峙しなければいけない敵の数もそれなりに多く、物量で攻めてくるようなシーンがしばしばあるため、手際よく倒していかなければすぐにゲームオーバーになってしまうのも本作の醍醐味。とにかく囲まれないように移動し、アサルトライフルやハンティングライフルなら遠距離から1匹ずつ確実に、ショットガンやSMGなら中~近距離からテンポよく敵を倒していくことが求められる。
弾薬は敵からドロップするものの限りがあるため、装備できる2つの武器をうまく切り替えつつ使っていくのも攻略のポイントだ。慣れないと不自由さを感じるが、大量のルートを手際よく倒せるようになってくると爽快感があるあたりは、本作が非常にしっかりとしたソウルライク系タイトルであることを感じさせてくれる。
本作の場合、マップや一部ボスにランダム要素があるのもユニークだ。マップは一部を除いて基本的に自動生成される上、重要なボスを除き、マップ上で出会えるボスも複数種類からランダムで配置される。プレイヤーごと、周回ごとに異なる体験が可能になっているのだ。
さらに、クリスタルから「リロール」を選択することで、同じ周回中でも攻略状況をリセットし、一部マップやボスを一新することもできる。特定のシーンをやりこみたい場合や、攻略に詰まってレベル上げや稼ぎがしたい場合などに有効だろう。
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