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6万円台から買える、ツクモの第10世代Core搭載小型NUC「NC3J-A200T」をチェック

2020年06月18日 11時00分更新

 手のひらサイズでおなじみのインテルNUCシリーズ最新モデル「NUC10i3FNH」を採用した、ツクモのBTO製品「NC3J-A200T」が発売された。第10世代インテル Core i3-10110U(2.1GHz / 最大4.1GHz) プロセッサーを搭載し、グラフィックスはプロセッサー内蔵のインテルUHDグラフィックス。メモリーは、4GBから32GBまで選択でき、ストレージは2.5インチドライブの1TB HDD、もしくは240GBから1TBのSSDからチョイスする。

 まずは外観から見ていこう。ボディーはこれまでの2.5インチベイありのタイプと同等の117(W)×112(D)×51(H)mm。机上や本棚、テレビ用ラックなどにちょこんと置くのもいいが、VESAマウントが同梱しているので、対応したディスプレーの背面に固定してスッキリと使うのもありだ。

サイズは手のひらに乗るサイズ。正面には「eX.computer」のロゴがある

 本体正面には、USB 3.1 Type-CとType-A端子を搭載。Gen2対応で最大10Gbpsの転送が可能だ。ほかには、ヘッドセットに対応したオーディオ端子と、電源スイッチがある。

正面は、従来のモデルとデザイン的に変わっていない。USBがすべて3.1 Gen2対応というのがうれしい

 左側面にはSDXCカードスロットを配し、背面にはHDMI 2.0a端子のほか、ギガビットLAN端子、USB 3.1 Gen2対応のType-A端子×2。そしてThunderbolt3に対応した、USB 3.1 Type-C端子を備える。USB Type-Cは、DisplayPort over USB Type-Cに対応するので、映像出力も可能だ。

左側面にはSDXCカードスロットがある

背面はHDMIとLAN、USB 3.1のType-A×2、Type-C(Thunderbolt3)×1を備える。セキュリティーロックは従来の左側面から背面へ移動した

右側面は、冷却用として網状になっている

 本体の電源は、AC電源端子にACアダプターを接続して駆動する。ACアダプターはノートPC用程度のサイズになるが、持ち運ぶわけではないので、どうスッキリ配線するか悩むぐらいだろう。細かい点でいうとケーブルは比較的柔らかいので、取り回ししやすかった。

ACアダプターは、ノートPC用ぐらいのサイズ

 続いて中身を確認しよう。なお、今回の製品はベアボーンではなく完成品なので、購入してそのまま使えるため、特にカバーを外す必要はない。

 底面の4つの脚にネジがあるので、それを緩めると底面とカバーとが分離する。気をつけなければならないのが、底面にある2.5インチベイに搭載したストレージと、カバー側に装着されたマザーボードを結ぶケーブルがつながっていること。思いっきり開くとケーブルが断線するかもしれないので注意しよう。

底面の脚部分にネジがあるので、これを4つ緩めてケースを外す

 写真を見てわかる通り、従来は通常のマザーボードに採用されているSATA3コネクターだったが、本製品ではフレキシブルケーブルを使うタイプに変更されている。コネクター部にある白い部品を上に引っ張ると、ケーブルの着脱ができるようになっている。ケーブルを切らないように注意して扱おう。

カバーを外したところ。底面に2.5インチベイがあり、SSDが装着されている。接続されるケーブルはフレキシブルケーブルだ

矢印部分がSATA3コネクター。白い部分を上へ引き上げるとケーブルが外れるようになる。右上にあるのがM.2スロット

 2.5インチベイにはストレージが搭載。今回は240GBのSSDが搭載されている。メモリーは2スロット用意されており、BTOでは32GBまでの選択となっているが、最大64GBまで搭載できる。今回は4GB搭載モデルをお借りしているので、1スロットしか使っていない。搭載されているのは、PC4-21300 DDR4 SO-DIMM 4GBである。

4GBのメモリーが差してあるが、最大64GBまで搭載可能

 M.2のソケットも用意されている。NVMe接続のSSDも追加可能で、より高速なストレージの利用も可能だ。また、インテル Optane メモリーにも対応しているので、ストレージのアクセス速度向上を狙って利用するのもいいだろう。

 メモリーやストレージ回りの仕様は、以前のモデルと変わっていないが、ネットワークはWi-Fi 6にアップグレード。今後主流となる規格なので安価なマシンながら対応していることは非常にありがたい。また、Bluetoothは5.0から5.1へアップグレードしている。

 OSはWindows 10 HomeやProを選択可能で、Officeソフトも選択できるようになっている。ビジネス用途であれば、ProでOfficeソフトありにカスタマイズするといい。

 本製品のいいところは、非常にコンパクトでありながらビジネスアプリならたやすく動作するところ。ファンはあるものの、一般的な作業ではほぼ音はせず、机上に置いてもディスプレーの下に置けるため、スペースを広く使える。先述のVESAマウントを使ってディスプレーの背面に設置すれば、本体を置くスペースを確保する必要もない。

お詫びと訂正:掲載当初、ファンレスと記載していましたが、ファンは搭載しておりました。該当部分を訂正すると共にお詫び申し上げます。(2020年6月19日18:35)

 本製品は「小型ビジネスPC」と銘打っているように、オフィスワーク中心で作業する人向けということだけでなく、家庭でテレビをディスプレーにして、リビングでの活用なども考えられる。最近は動画対応テレビも増えてきているが、最新のテレビではなくても大画面で動画を閲覧する際のアイテムとしては理想的なマシンだろう。録画マシンとしてはストレージの容量がネックにはなるが、M.2対応NVMe接続の大容量SSDを選択すれば十分に利用できるはずだ。

 価格は、今回お借りしているWindows Homeでメモリー4GB、ストレージはSSD 240GBというモデルなら6万5780円。6月30日までに購入すれば、無償でストレージを512GBにアップグレードしてくれるキャンペーンを行なっている。512GBあればOSやデータを保管しても余裕が出てくるので、ぜひこの機会に購入してほしい。

 次回は、NC3J-A200Tがどのくらいの実力なのか、さまざまな視点から検証してみたい。

N1430J-500/Tの標準構成
CPU インテル Core i3-10110U
(2コア/4スレッド、2.1GHz~4.1GHz)
メモリー 4GB DDR4(PC4-21300、4GB×1)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
ストレージ 240GB SSD(SATA3接続)
無線LAN IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n(Wi-Fi 6)
Bluetooth Bluetooth 5.1
インターフェース USB3.1 Gen2 Type-A×3、USB3.1 Gen2 Type-C×2、オーディオ端子、RJ-45、SDXCカードスロット、USB Type-C DP1.2×1、HDMI 2.0a
OS Windows 10 Home(64ビット)
サイズ 約117(W)×112(D)×51(H)mm

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