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ZoomとSlackとGoogle Docsが三種の神器

オンラインハッカソンをやりたい

2020年06月06日 09時00分更新

文● 遠藤諭(角川アスキー総合研究所)

レッドハッカソン オンライン 2020会場のイノベーション・ハブ・ひろしまCampsには運営の3名のみ。

Zoomに未来の「会社」の形はあるのか?

 ビデオ会議の「Zoom」(Zoom Video Communication inc)の時価総額が、航空会社上位7社の合計よりも大きくなっているそうだ(出典)。第1四半期の決算発表がされたばかりで、売り上げ高は前年同期比169%増の3億2820万ドル、世界中で1日最大3億人が使っているという。

 もっとも、IT業界のニュースとしては半年前の2019年9月に同社の時価総額が90億円を超えてすでに大きな話題となっていた。Zoomが、この種の会社がブレークする典型的なパターンという感じでジリジリと注目を集めてきたのは2年ほど前からだ(私の記事=当時は「Zoom Meeting」ではなく「Zoom Room」だが)。

 Zoomのヒットの理由の1つとされたのが大企業などが導入済みの「ビデオ会議システム」との接続性だった(高圧縮・安定性・Skypeと違ってURLさえ送ってきたら使えたのももちろん大きいが)。もっとも、2020年のいまZoomが人気なのは大企業がビデオ会議でやってきた「海外支店」との定例ミーティングや「海外顧客」トップとの会談のためではない。

 ごく一般的なサラリーマンが「ふだんの仕事」のためにZoomを使いはじめたことによるものだ。Zoomは、幼稚園から高校まで学校はサービスを無料で使えるようにしたことで教育分野で爆発的にヒットしたことでも知られる。それが、いまや地方の信用金庫の入社面接もZoomを使っていると聞いた。Zoomがテレビのニュースで使われ(電話みたいな気軽さで)、Zoom仕立てのドラマもある。これらは、新型コロナウイルスがきっかけだが下地ができていたということだ。

 それは、Skypeの創業者が「目の前に電話よりもPCがあることに気づいた」というようないままでやっていたことのデジタルへの置き換えなのだろうか? たぶんそうではなくて、いまZoomで起きているのはまるで異質なものに取ってかわるということだ。

 たとえば、会社の「席」というものがZoomに変化しはじめているとはいえないだろうか? 「会議室」「居酒屋」「テレビカメラ」にもなり、ひょっとしたら「会社」というものの機能の一部をZoomが侵食しはじめている。この万能さかげんは、「iPhone」に近いものがあると思う。こういうキラー商品がまさに時代を変えうるのだ。

 それが、コロナ禍のあとにどれだけ定着するかは試されるところだが、これによって起きていることの本質を問うことはとても興味深い。なぜなら、それは人と人の関係にあたらしい1ページを開くように思うからだ。テクノロジーによって人のコミュニーションが適切にできたらハッピーだしそのコミュニケーションの集合こそが新しい時代の“知”になると思っている。

 人と人の関係の変化について、私が、興味深く思ったのが「新型コロナで変わる、《出会い》と《セックス》の形」(MITテクノロジーレビュー)という記事だ。

 記事によると、これまで多くの出会い系サイトでは自撮り的な写真をアップロードしてそれを利用者が選んだり、テキストベースの情報でさぐり会うところからサービスは使いはじめるようになっていた(基本的に映画『ユーガッタメール』の時代から変わっていない)。ところが、その先にある「実空間での交際」というものがいまや「濃厚接触」である。

 そこで、米国のある出会い系サイトはどのように出たのか? いきなり10~15人の「ビデオパーティ」を開催、そのあとで関心のある参加者は運営にメールすることでつながることができるという。最初からドバッとできるだけ生々しいところを見せあいましょうという予想外の展開をみせたというわけだ。

 これは「ガールズバー」が「Zoomガールズバー」になったというような単純な応用ではない。出会い系サイトのパラダイムが冗談のようにひっくり返されたというところが興味深いと思う。これに似た転換が世の中のほかの部分でも起きたりはしないだろうか?

 自宅学習になったことでイジメが減ったとか、リモートワークで時間に余裕ができたことでFXなど金融取引が増えたとか、新型コロナ感染拡大初期にはあまり予測されていなかったことは起きている。そうしたことは、ビジネスモデルや世の中のメカニズムに関しても起こりうるはずだ。

世界中で新型コロナ対策がテーマのハッカソンが行われていた

The Global Hackは世界の98カ国の参加者を巻き込んだオンラインハッカソン

 我らがIT業界において実空間というものが大きな意味を持っているのは「ハッカソン」(hackathon)だ。通常2~3日間にわたって、数十人の若い男女などが1つの会場にあつまってテーマに沿ったアプリやサービスを作りあげる。

 ハック(hack)+マラソン(marathon)=ハッカソン(hackathon)というのは、本当にいいネーミングだと思う。その場を支配するのは「時間と場所」で、参加者それぞれがふだんの社会的バックグラウンドを捨ててまさにマラソンのように競技する。“時間”にくらべて“場所”は、それほど厳密ではないが実空間によって成立しているのは間違いないように見える。

 そこで、このハッカソンをなんとか「オンライン」で開催できないか? という話になってくる。調べてみると、実は、海外では3月以降に新型コロナウイルス感染症をテーマとしたオンラインハッカソンが多数開催されていることがわかる。

 「Hack the Crisis」(2020年3月13~15日)は、エストニアのスタートアップ関連の人たちが企画。チェコのウイルス対策ソフト企業Avastやチェス名人のカスパロフも参加して、3日間に1300人以上が30以上の成果を出したとある。5月28~31日にスイスで開催された 「+VERSUS VIRUS」(スイス対ビールス)の公式サイト}には、「スイスの歴史の中で最大の共同オンラインイベント」だったと書かれている。

 そうしたオンラインハッカソンは、どのようにして行われたのか? 「Hack the Crisis」の資料を見ると次のようになっている。

■2020年3月13日(金)
15:00 アイデア集め開始(Guaana)
15:00 Slackに登録
18:00 キックオフウェビナー(貿易情報技術大臣 Kaimar Karu 氏挨拶)
18:00 アイデア集め終了。課題解決のためのチーム登録
18:30 Slack上でのチーム発表。
18:30 メンターとアジェンダの紹介
10:00 チェックポイント
17:00 チェックポイント
■2020年3月15日(日)
10:00 チェックポイント
18:00 最終ウェビナー/成果物発表

 このタイムテーブルは、我々の知っているハッカソンとあまり違わない内容である。「Guaana」というのは、オンラインハッカソンのためのプラットフォームだそうだ。1つだけ、オンラインになったことで大きな違いが生ずるのはグローバル化できることである。「Hack the Crisis」という言葉が1つのキーワードどなり、世界の67のハッカソンに連鎖的に広がった。そして、4月9~12日に「The Global Hack」が改めて開催される。98カ国から1万2000人が参加。5000以上のアイデアが提出された。

 「The Global Hack」の参加方法は、それまでのように決まった時間でSlackにアイデアをポストする形から、ツイッターでハッシュタグ @theglobalhack をつけてつぶやくという形まで広げられた。それがSlackに集約されていくことで、アイデアとチームメイトが固まる。それを、「Devpost」にチーム登録いう手順となっている(もちろん最初からチームでもよい)。Devpostは、企業と開発者をつなぐハッカソンプラットフォームともいえるサービスだが、同サイトを見ると、現在、たくさんの「オンラインハッカソン」が開催されていることが分かる!

「レッドハッカソン オンライン 2020」

オンラインハッカソンのZoom画面

 国内でもオンラインハッカソンという言葉をチラホラ聞くようになったところで、「オンラインハッカソンやりますよ」という話を耳にした。2020年5月23~24日の土日開催の「レッドハッカソン オンライン 2020」である。主催は、広島県と広島のテクノロジー系コミュニティHMCN=Hiroshima MotionControl Network)で、テーマは「《人々が安心して外出できて集うことができる日》が来たときに、新しく始めたいサービス・プロダクト」だという。

 レッドハッカソンは、2014年より7回の開催実績があり、その拠点となっているのが広島県の施設イノベーション・ハブ・ひろしまCamps(私も、昨年会場をお借りしてHMCNとハッカソンを開催させていただいたので知っている)。そこに運営がつめているほかは、参加者、審査員、そして、私のような観戦者も、すべてリモートからという文字どおりのオンラインハッカソンである(記事冒頭の写真参照)。

 実際のオンラインハッカソンがどんなふうになるのか知りたくて、1日目午前中のチームビルディングまでをYouTube中継で、2日目はご厚意で15時の成果発表以降をZoomで見学させていただいた。ちなみに、広島県が主催にはいったハッカソンだが、参加42名のうち広島県内からは13名、ほかは東京9名など全国から参加するハッカソンとなった。

 「レッドハッカソン オンライン 2020」に関しては、以下の2つの資料にくわしい。とくに、私が仕事でもお世話になっている尾石元気氏の「オンラインハッカソン 落穂拾い」は、2日間のオンラインハッカソンを通しての課題の洗い出しも行われている。7月1日に「DevRel Meetup in Tokyo #53 〜オンライン・ハッカソン〜」というセミナーが開催されるが、尾石氏も登壇されるそうなので興味のある方はアクセスしてみるとよいと思う。

 さて、実際の「レッドハッカソン オンライン 2020」だが、従来のハッカソンの進め方を踏襲するというコンセプトで行われた。これは、エストニアの「Hack the Crisis」はじめ海外で開催されているオンラインハッカソンもだいたい同じように見える。広島県職員の江崎大介さんがモデレータとなり、主催者挨拶、審査員・運営の紹介、運営のHMCNの元木昭宏さんによるテーマ説明。

元木さんによるテーマ説明のインプット。茨城県×スタートアップで24時間医師にスマホで相談できるなどがんばっているといった参考になる話題も多かった。

 ここまでは一般的なハッカソンをビデオで見ている感じである。しかし、ここから先は実空間でのハッカソンと同じようにはいかない。ハッカソンではとても重要なフェーズであるチームビルディングでは、ZoomのブレイクアウトルームGoogleスプレッドシートやGoogleスライドが使われれた。前述の資料をお借りすると次のようになっている。

いちばん運営の冴えた部分と思えるアイデア出し、チームビルディングのしくみ

 ブレイクアウトルームというのは、Zoomミーティングを、最大50のセッションに分割できるしくみだ。通常のハッカソンでチームごとに割り当てられるテーブルや机の集合が、ブレイクアウトルームに対応するわけだ。正式にチームができたあとは、各チームに対してエンジニア用とデザイナー用の2つが用意された。

 運営チームは、開催の1カ月以上前の4月中旬からツールなどの検討に入り、1週間ほど前にはハッカソンのためのZoomのお試し会を行ったそうだ。念入りに準備が進められた感じだが、アイデア出しからチームビルディングの部分は必ずしもスムーズではなかった。やってみないと分からないとはこのことで、あまり本質的でないところでひっかかった感じである。これに関しても前述の資料に簡潔にまとまっているのでお借りする。

アイデア出し、チームビルディングは課題を残した部分でもあった

 ツールとしては、ニコニコ動画のように共有画面の上にテキストが流れる「Comment Screen(コメントスクリーン)」も用意されていて、アイデアのピッチの際の突っ込みなどに利用されていた。画面共有する人のPC画面に文字が流れることでみんなの画面にも表れるというこれ自体がハックといえるソフトだ。

 アイデアとチームが固まったらあとはひたすらハックとなる。チームが使うツールとしては、Zoomとroundzが用意された。「roundz」は、バーチャルオフィスを標榜するサービスで、仲間のステータスがわかったり、プッシュトークなどの機能も備えている(知り合い同士のチームならキー1つで声を掛け合えるのは便利そうだ)。

アイデアピッチ中のコメントスクリーンの利用状況

 レッドハッカソン オンライン 2020は、終わってみれば全体のスケジュールもさることながら出来てきた作品や講評も充実したよい内容のハッカソンだった。終了後もZoomが立ち上がっていて、「家でやっていると空気がこもる」、「ベッドが近くにあるのが唯一の救い」、「終わったあとの雑談タイムもよい」、「オンラインもオフラインも一緒にできたらいい」(これは審査員の講評にもあった)、「対面じゃないと分からないものがあると思ったけど、オンラインで近く感じた」などの会話がされていた(勝手にメモらせてもらいました)。なお、当日の様子はこちらのYouTubeチャンネルで見ることができる。

 オンラインハッカソンで「どうなるのだろうか?」と心配になるのは、一般的なハッカソンのように気軽に隣の机を見にいったり、知り合いと雑談したりできないことだ。実空間よりもノイズが少ない。みんなで食べるピザやビールがない。オンラインハッカソンにあるのは画面だけなのである。それによって参加者のテンションが持続できるのか? そこは、これから進化していくのだと思うが。正直、参加者ではない私はその部分はもうひとつ分からない。

作品発表のようす。各賞は、オーディエンス賞「ガヤ人形」、奨励賞「トラべる!」(高校生チーム!)、審査員の栗田雄一賞「テレポートドレッサー ポチッでパッ、服が瞬間移動!」、Kula Xu賞「テレテレワーク」、ほさかなお賞「酒×ペアリングボット」。写真は私が気に入った「顔バト」で与えられたお題の顔をするゲーム。Web会議ゲームみたいな市場がひょっとしたらある?

 個人的に興味があるのは、ツールがこれからのオンラインハッカソンを決めるのではないかということだ。ゲームが、専用機かケータイかスマホかで変わるようなことだ。Zoomのブレイクアウトルームは、利用価値のある機能だが参加者をルームに移すのは主催者の手作業となる。このあたりは、部屋を自由にまわれる「remo.co」や“距離”の概念のあるspatial.chatが面白そうだ。参加者の“顔”よりも“画面”が重要なら「Discord」も便利だろう。

 アイデア出しで使えるのではないかとレッドハッカソンでも検討したと聞いたのが、ホワイトボードの「miro」である。miroは、紙とポストイットとペンに近いのでいかにもハッカソンに使えそうに見える。しかし、アイデアだしとチームビルディングではGoogleスプレッドシートやGoogleスライドが使われたのは前述のとおりだ。miroの活用例では、「リモートで運動会に参加する」やある会社のフルオンラインの新人研修で大活躍したという話を聞いた。このあたりがコミュニケーションならではの理屈だけではいかないところなのだが。

 それで、どうやら海外のオンラインハッカソンの事例などもみていくと「Zoom」と「Slack」と「Googleドキュメント」が、オンラインハッカソンの三種の神器らしい。参加者数や環境によってはアイデアのエントリや議論は、レッドハッカソンで使われたGoogleスプレッドシートがSlackになるのかもしれない。ハッカソン全体の運営ではなく入り口としては、SNSが大きな役割をはたすとか、チーム内で使うツールは、それぞれ使い慣れたものがあるはずではあるが。そこで、オンラインハッカソンで使われるツールやサービスをプロットしてみた。

オンラインハッカソンの三種の神器 Ver.0.01。とりあえず話題に出ているものを並べてみただけで、いくつかの軸もできそうだ。たとえば、ビデオツールも「会議系」「コミュニケーション系」「イベント系」がある。

 Zoomとともに海外では必須のように見えるSlackもここ数年でジリジリと人気を集めてきたツールである。Slackが一般公開された2014年に『週刊アスキー』で紹介している(以下の図参照)。ここでも述べたがオンラインで仕事をすることが増えて、それまでの同類のソフトよりもオープンで新しいスタイルで使えるのがSlackである(Zoomもよく似たところがある)。他サービスとの連携が可能なのでハッカソンに関してもここが発展のしどころかもしれない。

『週刊アスキー』に書いたSlackの紹介記事。PlayStationゲーム「塊魂」の高橋慶太氏のいるゲーム会社が社内で使っていたシステムをサービス化したとある。

 ところで、オンラインハッカソンでは、米国の出会い系サイトのようなパラダイムがひっくり返るようなことは起きないのか? ハッカソンに関してはかかわる人たちがもう少し複雑というのがあるかもしれない。私が、3日ほど前にメッセージをもらってちょっとドキドキしているのは、ある3Dモデリングソフトのお勉強をZoomを使ってリモートで一緒にしませんかというものなのだが。


【お知らせ】  

 一般社団法人未踏が、第2期AIフロンティアプログラムとして「After/With COVID-19 対策 AI 活用特別枠」の公募をしている。新型コロナウイルスの感染症による社会変化によって発生する課題について非デジタル分野(医療×AI、教育×AI、建設×AIなどが例としてあげられているがこの限りではない)でのテーマを募集。その解決のための研究開発に関して資金を含む資源やアドバイスを提供しようというものだ。募集締め切りは、2020年6月11日(木)17時必着となっている。詳しくは、告知サイトをご覧のこと。

 私もお手伝いをすることがよくある大阪駅隣接の知的創造拠点「うめきた・グランフロント大阪・ナレッジキャピタル」が、新しい施設「SpringX(スプリングエックス)」を開設した。これも詳しくは公式サイトをご覧いただくのがよいのだが、いくつかの実用的なスタジオ(ラボ的というべきか)の集まりで、コミュニケーション機能もあり「学校の価値は“仲間を見つけること”」だという意味でも同拠点が標榜する「超学校」にふさわしい内容だ。先行して「超学校ONLINE」がはじまっており、2020年6月6日(土)、13日(土)には大阪大学 微生物病研究所 病気のバイオサイエンスシリーズ「新型コロナウイルスとは」が配信予定。

 もう1つ、これも新型コロナウイルス関連で、2020年6月22日(月)19:00より 「新型コロナで再定義される人々の生活と価値観」というオンラインセミナーが開催される。米国の感染拡大のようすだけでなく、医療・病理学・社会学的な視点から新型コロナウイルスに関して詳しく伝えてきた『MITテクノロジーレビュー[日本版]』の平日夜に開催するマンスリー・イベント「Emerging Technology Nite」の#17として行うもので、私は、モデレーターをつとめさせていただく。申し込みはコチラから。


遠藤諭(えんどうさとし)

 株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員。プログラマを経て1985年に株式会社アスキー入社。月刊アスキー編集長などを経て、2013年より現職。角川アスキー総研では、スマートフォンとネットの時代の人々のライフスタイルに関して、調査・コンサルティングを行っている。ハッカソンは、NTTドコモ、TechCrunch、朝日放送などで審査員もつとめるほか主催者側の立場にもなる。実は、参加者となったことはなくこれを機会に参加したいと思っている。プログラミングは遠ざかっているが「AMSCLS」(LHAで全面的に使われている)や「親指ぴゅん」(親指シフトキーボードエミュレーター)などフリーソフトウェアの作者でもある。著書に、『近代プログラマの夕』(ホーテンス・S・エンドウ名義、アスキー)、『計算機屋かく戦えり』など。

Twitter:@hortense667
Facebook:https://www.facebook.com/satoshi.endo.773

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