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農機具のクボタが、業務用の空気清浄機で5倍の成長、意外な組み合わせの背景は?

2020年05月15日 09時00分更新

次亜塩素酸を活用しウィルスを分解、60坪の広範囲をサポート

 ピュアウォッシャーの特徴のひとつが、大空間の空気清浄を行えるという点だ。

 空気清浄の適用床面積は約200m2(約60坪)と、テニスコート1面に相当する空間を1台でカバー。1時間当たり最大1400m2の大風量で、広い室内の隅々まで清浄効果を行き渡らせることができる。

 水をミスト状に噴射し、微細な粉塵除去およびガス状の物質を除去することができるエアワッシャ技術を活用。生成した微酸性電解水に含まれる次亜塩素酸が、本体に取り込んだ空気中に含まれる浮遊ウイルス、浮遊菌をエアワッシャで捕えて不活化する。

 「浮遊ウイルス、浮遊菌を99%抑制。捕えた菌やウイルスは次亜塩素酸の力で分解することができる」という。

 また、1時間あたり2.7リットルと大容量の加湿を実現。エアワッシャを空気が通過する過程で、気化した水分を含んで加湿する。加湿のためにヒーターを用いないため、安全性や衛生面に加え、消費電力量にも効果を発揮。水のミストは機内に留まり、機外に噴出さないため、本体周囲が濡れる心配もない。

 また、臭いの元となる水溶性ガスを、水で吸収して取り除くことができるのも特徴。「4大悪臭成分といわれるアンモニア、硫化水素、トリメチルアミン、メチルメルカプタンは水溶性の物質。これらが含まれるトイレ臭やペット臭、体臭、食事の臭いなどの様々な臭いを元から取り除くことができる」という。

 そして、不快感の原因になりうるハウスダストや花粉なども、乾式フィルタとエアワッシャの二段構えでしっかり捕えて、除去することができる。

 「家庭用空気清浄機の適用床面積はおよそ20~30畳程度であり、大人数が利用するパブリックスペースなどでは、家庭用空気清浄機ではカバーできない。仮に複数台設置しても、置くスペースに困ったり、給水の手間がかかったりといった問題が発生する。ピュアウォッシャーは、大空間の空気を清浄するほか、水道直結式のため、水の給水や排水の手間が一切ない点も特徴。曜日ごとに運転時間を設定できるタイマー運転機能や自動洗浄機能、そして湿度が設定値に達すると、加湿をオフにする加湿セーブ運転などの便利な機能を搭載しており、パブリックスペースでの活用に最適化している」

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