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リフレッシュレート120Hzの15.6型ディスプレーを搭載

GeForce RTX 2060搭載の最軽量クラス、MSIのB4ゲーミングノートPC「GF65 Thin」

2020年05月12日 11時30分更新

文● こまめブログ 編集●ハイサイ比嘉
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

インテルの最新CPU、
第10世代のCore i7-10750H搭載!

 ここからは、GF65 Thinのパフォーマンスについての検証結果を解説しよう。まずはCPU性能を計測する「CINEBENCH R20」を試したところ、マルチコア性能を表わす「CPU」のスコアは「2730」だった。ゲーミングノートとしては、なかなか優秀な結果だ。

「CINEBENCH R20」のベンチマークスコア

 前世代のゲーミングノートでよく使われていたCore i7-9750Hと比べるとパフォーマンスは向上しているものの、大きく変わっているわけではない。しかし筆者計測のCore i7-10750Hの平均値とCore i7-9750Hとではその差が現われた。GF65 Thinのスコアが控えめであったのは個体差の影響もあるかもしれないが、おそらく本体内部の熱対策 / 熱設計によるものだろう。MSIのゲーミングノートはパーツの劣化や不具合を防ぐために、ゲームの快適さに影響しない範囲であえてパフォーマンスを落とす傾向があるのだ。

「CINEBENCH R20」ベンチマークスコアの比較。そのほかのスコアは筆者計測の平均値

 加えてMSIのゲーミングノートでは「Cooler Boost 5」と呼ばれる冷却機構を採用しており、ゲーム中でも高い安定性を実現している。この信頼性の高さが、MSIの魅力なのだ。

背面部の排気口。デュアルファンと複数のヒートパイプにより内部の熱を効率的に排出する「Cooler Boost 5」と呼ばれる冷却システムを採用している

NVIDIA GeForce RTX 2060により、
ミドルレンジ機として十分なグラフィックス性能

 GF65 Thinは、グラフィックス機能としてミドルレンジクラスのNVIDIA GeForce RTX 2060 (6GB)を搭載している。3Dグラフィックス性能を計測する「3DMark」ではミドルレンジとしてはやや優れてはいるものの、総合的には順当な結果。DXRなどのリアルタイムレイトレーシングを除くと、フルHDの高画質でほとんどの人気ゲームを快適に楽しめるだろう。

「3DMark」の「Time Spy」ベンチマーク結果

「3DMark」の「Fire Strike」ベンチマーク結果

「3DMark」の「Port Royal」ベンチマーク結果

「3DMark」の「Fire Strike」ベンチマーク結果の比較。そのほかのスコアは筆者計測の平均値

ゲームだけではない! ビジネスやコンテンツ制作でも実力発揮

 PCを使った作業の快適さを計測する「PCMark 10」では、一般的なノートとしては優秀な結果が出ている。「Essential (一般利用)」と「Productivity (ビジネス利用)」、「Digital Contents Creation (コンテンツ制作)」のそれぞれで快適に使える目安の目標スコアを大きく超えており、ゲーム以外でもストレスなく利用可能だ。

「PCMark 10」のベンチマーク結果。それぞれのテストの目標スコアは「Essential」が「4100」、「Productivity」が「4500」、「Digital Contents Creation」が「3450」

目標値はソフト開発元が提示したもの

容量512GB、PCIe 3.0 x4接続の超高速SSDを搭載

 GF65 Thinが内蔵するストレージは、PCIe 3.0 x4接続の超高速タイプSSDだ。試用機ではWDのSN730が使われており、アクセス速度はシーケンシャルリードで3GB/秒を超えている。データの大きいゲームなら、ロード時間の短縮を期待していいだろう。容量は512GBで、大作ゲームを何本かインストールしても空き容量には余裕があるはずだ。

「CrystalDiskMark」による512GB SSDのアクセス速度計測結果

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