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「TechCrunch Tokyo 2018」スタートアップバトル決勝は白熱のプレゼン合戦

ハエのサラブレットが生ゴミをリサイクル バイオ企業ムスカの可能性

2018年12月20日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水 編集●北島幹雄/ASCII STARTUP

LGBTのための就職に特化したリクルーティングプラットフォーム「JobRainbow」

 JobRainbow社のアプリ「JobRainbow」は、LGBTに特化した就職関連アプリ。13人に1人、日本人全体で950万人といわれるLGBTの就職の課題を解決し、LGBTフレンドリーな企業とマッチング。優秀な人材をより最適な企業へ就職させる取り組みを行なっている。

 LGBTであることをカミングアウトしたいと思っている人が42%いるにも関わらず、実際にカミングアウトできているのは4%と極めて低いという現状。これは職場での差別的な言動を約7割のLGBTが経験していることからもわかる通り、LGBTへの理解が進んでいないことを示している。そしてそれは就職についても困難を生じている。

 JobRainbowでは100社以上が利用し、LGBTに理解のある企業にユーザーのデータベースを公開し、相談できるアプリ。応募はLGBTに特化したエントリーシートが容易されており、多様なセクシャリティの選択、カミングアウトの範囲、トイレや更衣室の利用方法登録など、入社後の配慮項目を設定できる。現在月間12万人のアクティブユーザーがおり、全体で70万人が利用。企業によっては1社で15名を採用した実績もある。

 現在世界のLGBT市場は100兆円となっており、そのTOP2を中国の企業が保有、投資を拡大している。今後はその中国一強を打破し、日本から世界No.1を目指したいと語られた。

エントリーシートの性別でどちらを選べがいいか、面接でカミングアウトしたら帰らされたなど、就職活動に困難を感じるLGBTは多い

「JobRainbow」はLGBTへ理解のある企業へと橋渡ししてくれる

LGBTに最適化された登録項目で、入社後についてもフォロー

国内だけで6000億円もあるLGBT人材市場。このうち3人に1人、333億円を目指し、さらに海外への進出も視野に入れている

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