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家で仕事をする、家で遊ぶ。画面は大きいほうがいい:

iPad Proは今だからこそ12.9インチを買うべきでは

2020年04月18日 12時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

11インチか? 12.9インチか? サイズ選びのポイント

片手で持つと、やっぱり「大きいな……」とは思う

 iPad Pro(第4世代)は11インチと12.9インチのモデルがあり、どちらを選ぶか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。11インチは247.6×178.5×5.9mmで471g。12.9インチは280.6×214.9×5.9mmで641gです。

 よく言われているのが、「持ち運ぶ機会が多いなら11インチ、クリエイティブな用途で使うなら12.9インチ」という意見です。しかし、これだけでは、ちょっと浅薄かもしれません。何に使うかも大事ですが、問題は「どう使うか」ではないか。

 たとえば、クリエイティブな用途で使いたいけれど、手に持って操作することが多いなら、軽い11インチのほうがよいという考え方があります。なるべく荷物を減らしたいなら、11インチのほうが多少はコンパクトです。

 筆者は「MacBook Proの横に置いていろいろ使うので画面が大きいほうがよい」としましたが、「ノートPCで作業をするから、iPad Proはあくまでタブレットとしてホビー用途に使う」と考えるなら、むしろ軽い11インチを使いたいという意見もあるでしょう。

こういう使い方をするなら画面が大きいほうがよいと思いますが、個人の好みもありましょう

 逆に、「持ち歩くことは多いけれど、移動中はスマホしか見ない。出先のカフェや職場などで使う」ということであれば、12.9インチのほうが画面が大きくて有利だなと思うシーンは多いはずです。「荷物は大きいバックパックに全部入れちゃうもんね」という人なら、11インチでも12.9インチでも差を感じないかもしれません。

バックパックに突っ込んで持ち運ぶ人なら、サイズと重さの差はあまり気にならないかも

 筆者が12.9インチを選んだのは、とにかく画面が大きいほうが作業しやすい、この1点に尽きます。また、「持ち歩くときはだいたいカバンに入れて、作業するときは編集部か家の机の上で置いて使う」シチュエーションを想定したので、11インチのほうが持ち歩きやすい、という考えはあまりなかったのです。

12.9インチは片手で持つにはキツい

MacBook Pro(13インチ)と重ねてみると、サイズ感も伝わりやすいかと。小型のノートパソコン並みですね

 「11インチがよい」というのではなくて、「12.9インチは大きすぎる(だから11インチで十分)」という意見もあります。これに関してはどうでしょうか。

 実際に持ってみると、あくまで個人の感想ですが、思ったほど重くは感じません。面積のわりに薄いので、それほどズッシリとこない感覚があります。ただ、そうはいっても641g、片手で持っているとすぐに疲れます。板状なので、端の部分を持ち続けるのはキツいというのも正直なところ。

この持ち方を続けていると、さすがに疲れる

 そう考えると、「片手で持って使うことが多い」「雑誌を読むようなスタイルで電子書籍などを読みたい」という人には、11インチのほうが有利かもしれません。その考えでいくと、iPad Proではなく、iPad miniなどを選ぶ可能性もありますが……。実際、筆者も、12.9インチ、641gを手に持って使い続けるのはしんどいなというのが本心です。

 その代わり、12.9インチはなんといっても画面が大きい。筆者はiPhone 8ユーザーなのですが(ホームボタンがある端末のほうが好きなんです)、iPad Proの画面を見たあとだと「ち、小さい……」と思います。そりゃそうなんですけどね。

どこでも大画面でTwitterができる(したいか?)

 机や膝の上に置く、という前提をクリアしているのであれば、メモを取ったり、ちょっとした落書きをするのにも、画面サイズが大きいほうが有利にはたらきます。週刊アスキーの記事を見る際にもちょうどよいサイズ感です(この点は、原稿をチェックするときに、とくにありがたい)。

 サイズ選びは、「何に使うか」はもちろん、「どう使うか」を考えてみてください。使い方をイメージしてから選ぶことで、「こっちにするんじゃなかった」と後悔する可能性は低くなるでしょう。

 本音を言えば、店頭で実際に触ってもらって、チェックしてほしい。「この先は君の目で確かめてくれ!」とKADOKAWAグループらしい言葉で締めたかったのですが、いかんせん、今では気軽に店頭に行ってベタベタ触るのもやりにくいですよね……。

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