ツクモのG-GEARでVALVE INDEXがどれだけ快適に遊べるのか試してみる
PC向けVR導入のハードルは当初は高かったものの、ハード(特にGPU)やソフト側の進化でだいぶ下がってきた。遊ぶVRコンテンツにもよるが、HTC VIVEなら“今時のミドルクラスCPUとGPU”を組み合わせたPCで事足りる。
だが、ここへ来てPC向けVRシステムにもよりマシンパワーを要求する“上位モデル”が登場した。VIVEに対するVIVE Proもそうだが、今一番注目を集めているのは、世界最大級のPCゲームプラットフォーム「Steam」を運営するValveが発売している「VALVE INDEX」だろう。搭載液晶が片眼あたり1440×1600ドットという点はVIVE Proと同じだが、液晶のリフレッシュレートが120Hz(試験的に144Hzも可能)へ引き上げられたことで、視線を動かした時の滑らかさ向上を狙った最新VRシステムだ。
VALVE INDEXの性能をフルに活かすためには、それなりに強力なPCが必要だが、まだ出て日が浅い製品であるため判断基準となるようなPCがない。そこでツクモのゲーミングPC「G-GEAR」シリーズの「GA7J-F194/T」をベースに、VALVE INDEXを快適に遊ぶためのスペックに調整したマシンを準備し、実際のVRゲームなどでどの程度のパフォーマンスが出るのかを検証してみたい。
今回VALVE INDEXと一緒にお借りした検証用PCの構成と、ベースになった「GA7J-F194/T」のスペックは以下のとおり。検証機の価格はあくまで参考程度に……。
検証機 | GA7J-F194/T基本構成 | |
---|---|---|
CPU | Core i7-9700K(8コア/8スレッド、3.6~4.9GHz) | |
メモリー | DDR4-2666 16GB×2 | DDR4-2666 8GB×2 |
マザーボード | ASUS「PRIME H370-A」(ATX) | |
ビデオカード | GeForce RTX 2080 SUPER | GeForce RTX 2070 SUPER |
ストレージ1 | 512GB(NVMe M.2 SSD、PCIe x2接続) | 240GB(SATA接続) |
ストレージ2 | 2TB HDD | 1TB HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |
電源ユニット | 650W(80PLUS Gold) | 700W(80PLUS Bronze) |
OS | Windows 10 Home(64bit) | |
本体サイズ | 190(W)×475(D)×435(H)mm | |
重量 | 約12kg | |
直販価格(税別) | 22万1800円 | 15万9800円 |
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