ごきげんよう、アスキーナベコです。写真はスシローにて。~寿司カレー ラーメンお蕎麦 みんな好き~(5・7・5) |
ヒパヒパ! アスキーのグルメ担当ナベコです。この連載では毎日あれこれ飲み食いしているアスキーのモグ担(兼グビ担)ナベコが、飲食にまつわる小ネタを紹介します。
先日、飲食系の人が集まった飲み会で「インド人に日本のカレーライスがウケている」という噂を耳にしたました。「本当?」と、すぐには信じられなかったのですが、調べてみると、インドに出店している日本風のカレー店もあるようなのです。そこで、ニューデリーの飲食店「TOKYO TABLE」を運営する日本企業KUURAKUに話を聞いてみました。「TOKYO TABLE」ではインド人にカレーやラーメンなどを提供しています。
インド「TOKYO TABLE」の運営は、国内で「福みみ」など焼鳥店を展開するKUURAKU。 画像は公式サイトから。 |
――インド「TOKYO TABLE」で提供しているカレーはどのようなカレーでしょうか?
「TOKYO TABLE」担当者:インドのカレーはルーに小麦粉を使わないのでサラッとしているものが多いのですが、「TOKYO TABLE」では小麦粉を使用し、辛さのおさえたマイルドでとろみのあるカレーを提供しています。日本のホテルで提供されるカレーをイメージしていただくと近いかもしれません。ルーはベジタリアンでも食べられるよう工夫しており、トマトの比率が多めです。
――インド風のカレーとは異なるのですね。出店動機を教えてもらえますか?
担当者:KUURAKUの既存のお店でラーメンやカレーうどんがインド人にも人気があったため、可能性を感じていました。他にも、立地などいろいろな条件が重なりましたが、カレーの国でカレーで殴り込みというワクワク感もあり出店に結びつきました。
オープンは2017年。インド・デリー空港近くの再開発エリア「エアロシティ」内の複合商業施設のフードコートという立地だそうです。揚げ物がのったカレーがおいしそうですね。画像は公式Facebookから。 |
――カレーうどんが人気だったとは! 意外性ありまくりです。出店して、地元の方の反応はどうでしたか?
担当者:「自分たちのカレーの概念とは全く異なるけど、甘くておいしい」とのお声を聞きます。一方で「甘すぎる」とお声を頂くことも。トッピングで辛さを調整するなどローカルへの対応もしつつ、これが日本の文化だと根気よくマーケットにアプローチして理解を得るようはかっています。
――やはり日本のカレーはインドの方にとって甘いのですね。最後に、人気メニューと、人気な理由を教えてください!
担当者:インド人は「サクサク」「スパイシー」「油っこい」が大好き。「クランチーチキンカレー」というメニューは三種の神器を兼ね揃えていて人気を得ています。
……ということでした。インドで日本のカレーとは意外すぎましたが、地元ではインドのカレーとは別ジャンルのものとして受け入れられつつあるようです。カレーうどんが人気というのも意外でした……! なお、「TOKYO TABLE」の年間売上目標は1500万ルピー。まだ1年たっていないのですが月間の目標に対して90~110%で推移しているそう。
カレーのことを考えていたらお腹が減ってきました!
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