ごきげんよう、アスキーナベコです。お酒好きです。 |
ヒパヒパ! アスキーのグルメ担当ナベコです。この連載では毎日あれこれ飲み食いしているアスキーのモグ担(兼グビ担)ナベコが、飲食にまつわるネタを紹介します。
ビールとは黄金色のもの。太陽のようなキラキラと輝いてまばゆいもの(黒ビールなどもありますが)。そう思っていたのですが、金色でも、小麦色でも、褐色でも黒色でもない「透明」なビールテイスト飲料が出ました。
ノンアルコールビールテイスト「オールフリー オールタイム」150円前後(6月19に日発売)。透明です。しかもペットボトル。 |
サントリーのノンアルコール「オールフリー オールタイム」が6月19日発売。ビールの代替として飲まれるノンアルコールビールです。原材料には麦芽が含まれ、ビールらしい香りや苦みを再現しているとのこと。380mlペットボトルで、実売価格は150円前後。
あくまでビールテイスト飲料なので、ビールではありません。それでも、麦芽が含まれるのに「透明」というのはこれまでなかったこと。なぜ、どうして、透明になったのか? 詳しい製造の工程は明らかにされていませんが、とにかくスゴイことです。
頭がいい人だけビールの色が見えるというわけではありません。本当に透明です。 |
透明な液体でペットボトル容器に入っているため、見た目はまるで清涼飲料。パッケージには「大人の瞬間リフレッシュ炭酸」と書かれ「ランチに、会議中に、スポーツの後に」とシーンが提唱されています。確かに、炭酸水と変わらない見た目なので、どんなところで飲んも「もしかしてビール?」という視線が気になることはありません。ノンアルコールビールというものは、一般的にパッケージがビールらしいデザインなので、アルコールを飲んでいるのではないかと思われることがありますが、透明になったことで、これまでより自由にノンアルコールが飲めそうです。
ランチに、かあ。 |
大前提でいうと、私は、ノンアルコールビールがあまり好きではありません。なぜなら、ノンアルコールより、オンアルコールのほうが好きだからです! アルコールを摂取してべろべろになることが最善。ですが人間とは、クルマの運転中、仕事でミスして謝罪に行く直前、彼の両親との初めての会合など、お酒を飲めない瞬間がたぶんあります。
飲みたくても飲めないという瞬間を、このオールフリー オールタイムが満たしてくれるでしょうか?
飲んでみました!
ライム味でさっぱり。オールフリー オールタイムはライムの風味がアクセントになっています。大粒で爽快な炭酸の刺激。ビールと共通する独特な苦みもほのかに感じます。
ビール? ビールじゃない。炭酸水? まぁ、ちょっとビールかも。ただ、ライムが入っているため言うならばシャンディガフ系で、一般的な「ビール味」を想像していると違うかも。ずいぶん酔っぱらっていても、これを「ビールだよ」と出されたら一発で違うとわかります。でも、わずかに麦らしい香り、苦みもあるので、ふつうの炭酸水よりずっと「つまみ的な料理に合う味」です。見た目が透明だしペットボトルなので、気分的にもビール感が少ないのは否めませんが、ビールに近いシュワシュワ感とわずかな苦みがあるため食中に飲む飲料に良さそうです。
●結論:透明な「オールフリー オールタイム」はビール味というのとはちょっと違うけど、強炭酸とほのかな苦みで、食中に飲む炭酸飲料としては、けっこうアリ(アルコールを飲めないシーンの場合)。
ビールではなかった。でも、炭酸水とアルコールの中間に近い意味で、このジャンルはなくはないと思いました。お酒を飲みなれている人だと、炭酸にプラス苦みが欲しくなりますし。お昼ご飯と一緒に飲んで爽快感を味わうのもいいかも。
こちらはオールフリーとは違いますが、色がついたノンアルビール「サッポロ 麦のくつろぎ」。私はふだんノンアルコールをあまり飲まないのですが、こちらはクラフトビールのようなテイストでなかなかおいしいと感じました。 |
ノンアルコールというと今年4月にリニューアルした「サッポロ 麦のくつろぎ」(350ml缶、120円前後)も、少し前に飲んで感心しました。クラフトビールのヴァイツェンに近いバナナのようなフルーツ味があって、アルコールは感じないけれど味としてちゃんとおいしいのです。私は、ノンアルコールというと、かつてはなるべく「苦み」が欲しいと考えていたけど、必ずしも苦くなくても風味がよくておいしいものはあるなあと最近認識が変わってきました。ノンアルビールはどんどん進化しているようです。
それでもやっぱり私はノンアルコールじゃなくてオンアルコールがいい! ヒパヒパ!
アスキーの会員サービス「ASCII倶楽部」の「ナベコの公開処刑ダイエット」を連載中! 体重まで公開しちゃっていますよ。
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