モトローラは、最新スマホ『Moto G』(第3世代)と『Moto X Play』、『Moto X Style』の3機種を発表しました。
防水に対応した2万円台の第3世代目『Moto G』
5インチHD(720×1280ドット)解像度液晶を搭載したAndroid 5.1.1搭載LTE対応ミドルレンジスマホ。“Gシリーズ”では初めIPX7の防水性能を備えています。これはスマホを扱う多くの人が、寝る前はもちろんシャワーを浴びるときでもスマホを手放さないからとのこと。
CPUはクアルコム製クアッドコアCPU『MSM8916』。メモリー 1GB&ストレージ 8GBのモデルとメモリー 2GB&ストレージ 16GBの2モデルを用意。カメラは背面が1300万画素で、正面が500万画素。バッテリーは2470mAhで最大で約1日利用できるようです。
米国での価格は179.99ドル(約2万2000円)からで、同社のオーダーメイドサービス“Moto Maker”にも対応。ベースはホワイトとブラックの2色ですが、バックパネルや背面中央のアクセントカラー、純正カバーの『Flip Shells for Moto G(3rd Gen.)』(29.99ドル、約3700円)を自分好みに選択可能。
価格は販売する国に異なりますが、第3世代Moto Gはどの国でも“驚くほどおトクな価格”で提供するとのこと。60の国と地域で販売予定で、北米と中南米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域では本日より発売開始です。
2100万画素カメラ搭載で30時間使える『Moto X Play』
5.5インチフルHD(1080×1920ドット)解像度液晶搭載のAndroid 5.1.1端末。CPUは1.7GHzオクタコアの“Snapdragon 615 ”を採用。メモリーは2GBで、ストレージは16GBもしくは32GBで選択可能(マイクロSDXC対応)。
最大の特徴は2100万画素の背面カメラで、高速オートフォーカス、デュアルLEDフラッシュも搭載。最大4倍ズームや夜間モード、オートHDR撮影などに対応。また、バッテリーは3630mAh、最大30時間利用可能です。
従来のXシリーズ同様、背面はカーブを描いたデザインを採用。表面は撥水コーティングが施されているため、ある程度の水ならはじけます(防水ではないため、シャワーなどをかけたり、水没は不可)。
発売時期は8月を予定し、ヨーロッパ、中南米、カナダでまずは展開。同社には珍しく米国での展開は現状なし、となっていますが、リリースによれば「今年後半により多くの選択肢を提示する予定」とのこと。
米国版は14バンドのLTEに対応するハイエンド機『Moto X Style』
5.7インチWQHD(1440×2560ドット)解像度液晶を搭載した今回のフラグシップモデル。CPUはクアルコムのヘキサコア『MSM8992』、メモリーは3GB、ストレージは16GB、32GB、64GBから選択可能。また、15分の充電で約10時間駆動可能な急速充電機能“TurboPower”に対応。
“業界最高峰のカメラ”である2100万画素のカメラを搭載。Playの機能とは別に4K(30fps)動画撮影、120fpsのスロー撮影、4K対応のビデオHDR撮影機能を持っています。実際、カメラセンサーなどの評価をするDxOMarkによると、鮮明さ、ノイズの少なさなどにおいて、iPhone 6 PlusやXperia Z3+(Z4)、Galaxy S6を抑えてベストスコアを叩き出しています。
また、Moto X Styleは米国では『Moto X Pure Edition』という名前で今年秋頃に展開。米国で展開されているほぼすべてのLTEバンド14種類(バンド1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 25, 26, 38, 41)に対応しています。価格は399.99ドル(約4万9000円)から。ヨーロッパ、中南米、北米で展開予定ですが、中国やインドを含むアジア太平洋諸国に対しては今年後半に別途アナウンス予定とのこと。
気になる日本展開はいかに
現在、モトローラの携帯事業はレノボが所有しています。5月に開催された“Lenovo Tech World”において、同社のロードリック・ラピン氏は「日本のスマートフォン市場は成熟しており、ブランド力がまだないレノボ製品より、モトローラ製品が適しているのではないか」と発言。今年度中での日本スマホ市場への参入を明言している同社だけに、今回発表された端末の日本展開も期待できるのではないでしょうか。
●関連サイト
モトローラ公式ブログ 該当記事(英文)
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