みなさま、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、昨日に引き続き新型iPod touchの使い勝手を紹介していきます。iPhone 6シリーズと同じApple A8と、モーションコプロセッサーのApple M8を搭載したことで、旧機種に比べてできることはかなり多くなっていますよ。
いまとなっては小型の4インチの液晶パネルを採用しながらも、Apple A8を搭載しiPhone 6並みのパフォーマンスを発揮する新iPod touch。 |
背面カメラは800万画素にアップ
まずは、カメラ。Apple A8の搭載によって120fpsのスローモーション撮影が可能になりました。タイムラプスとビデオ、写真、スクエア、パノラマについても旧モデル同様にサポートしています。
新iPod touchでは、「カメラ」アプリで120fpsのスローモーション撮影が可能です。 |
背面のiSightカメラについては、従来の500万画素から800万画素に向上したことで、解像感はアップしています。
新iPod touchで撮影した写真。 |
旧iPod touchで撮影した写真。 |
ただし、レンズの明るさはf2.4のままなので、f2.2のレンズを搭載するiPhone 6シリーズに比べると暗部の再現性が劣る印象ですね。
新iPod touchで撮影した写真。 |
iPhone 6で撮影した写真。 |
本体で歩数などのフィットネストラッキングが可能に
モーションコプロセッサーのM8の搭載により、歩数などのデータをiPod touch単体で取得できるようになりました。従来もアプリを使えば同様のことを実現できましたが、アプリが加速度センサーなどの数値を常に捕捉する必要があり、バッテリー消費が激しいという欠点がありました。M8は各種センサーが取得したデータを逐次収集・管理しているので、アプリ側はM8にアクセスするだけでセンサーの動きを取得できるいうわけです。これにより、アプリ側は起動したときのみ、1時間おきに1回など頻度でアクセスすればいいわけです。
新iPod touchでは、「ヘルスケア」アプリのソースデバイスとして本体を選べます。 |
「設定」アプリには旧iPod touchにはない「モーションとフィットネス」という項目が用意されています。 |
「モーションとフィットネス」では、「フィットネス・トラッキング」と「ヘルスケア」アプリとの連携を設定できます。 |
3D描画APIのMetalに対応
さらに、iOSに最適化された3D描画用APIであるMetalに対応している点も見逃せません。Metalは、iPhone 5sなどが搭載するApple A7以上のみの対応で、Apple A5を搭載する旧iPod touchでは利用できません。現状は、互換性を考慮してMetal専用のゲームは少ないですが、6月に開催されたWWDCで発表されたようにOS X版のMetalも提供されるほか、3Dゲームの開発環境として人気のUnityやUnreal Engine 4もサポートすることから、今後はさらに普及していくと考えられます。iPod touchはモバイルゲームコンソールとしても優れているわけです。
図は、Metalの描画性能をチェックするデモアプリ「Epic Zen Garden」。Metalに対応していない旧iPod touchでは動きません。 |
Apple Musicに対応!オフライン再生も可能
最後に、定額制音楽ストリーミングサービスのApple Musicが使えるのもメリットです。もちろん、旧モデルの第5世代iPod touchでもiOS 8.4にアップグレードすれば使えるようになりますが、Android端末は秋まで待たなければなりません。「Apple Musicは気になっているがiPhone持ってないし」というユーザーにはお勧めです。Apple Musicは、LINE MUSICやAWA、dヒッツなどの同種のサービスに比べて、洋楽が充実している印象です。
iOS 8.4以上で利用できるApple Musicにももちろん対応。 |
モバイル回線がないため、通勤・通学中に使うには不便と思われがちですが、Apple Musicで提供されている曲やプレイリストはiPod touchの内蔵ストレージに保存してオフラインで再生することが可能です。朝、出かける前に気になるプレイリストをオフライン再生できるようにダウンロードしておけばいいわけです。
Apple Musicは通常はストリーミング再生ですが、iPod touchの内蔵ストレージに保存して再生することも可能です。曲名の右端にある「…」をタップしましょう。 |
すると下方からメニューがせり出してくるので「オフラインで再生可能にする」をタップ。 |
ダウンロードが完了しオフラインで再生できるようになると、曲名の右上にiPod touchのアイコンが表示されます。 |
Androidユーザーに特にお勧め
あくまでも個人的な感想ですが、現時点で最高のApple A8チップを搭載し、iPhone 6シリーズ並みの性能でありながら、16/32GBモデルは2万円台とかなりお買い得かと思います。特にAndoridを持っていて、Apple Musicが気になるユーザーにお勧めしたいです。Andoridでも秋にはApple Musicが使えるようになりますが、対応するAndroidのバージョンでハネられる機種もあるでしょうから、確実にApple Musicを使うならiPod touchかと。
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