ACCNのモバイル日記

Apple Musicの初期設定はテキトーでOK？ 常識を覆すサービス実態を解き明かす

　ここからはヒロ＆アスカが、話題のApple Musicの革新性に迫ってまいります。

人力によるキュレーションサービスである

　SmartNewsなどニュースキュレーションが盛り上がっているが、その音楽版であり、たんなる聴き放題サービスというわけではない。莫大な楽曲の中から、いかにして音楽と出会えるか？ユーザー向けにプレイリストというカタチでサジェストする仕組み。

↑楽曲も自分で管理する時代ではなくなった……ということでしょうか。

アスカ　アルゴリズムではなく、人力というところがポイントですよね。
ヒロ　すなわちDJ的な人がアップルに雇われているんだろうな。
アスカ　プレイリストはグローバルで共通なモノとそうでないモノがジャンルによって混ざっているようです。
ヒロ　確かにKポップとか、韓国と日本では違いそうだしな。逆にクラッシックなんかどこも一緒だろ。

ジャンルごとにプレイリストをつくる担当がいる

　あらゆる音楽ジャンルにおいて、国別に選曲のスペシャリストが存在。また、有名な媒体のプレイリストも公開している（現時点では海外のみ）。その人数は公開してないが、グローバルで相当数と思われる。

アスカ　ああ、コレに選ばれたいぞ。
ヒロ　DJですらないだろオメー。編集者としても未熟なクセに。アップルも炎上はしたくないからな。
アスカ　れれ？ 聴くときのジャンルって、どこで見られるのかしら？
ヒロ　あえてちょっと深い層になってるよ。まぁキュレーションされていけば、ジャンルからたどることは少ないからな。

↑ジャンルは“New”→“APPLE MUSIC EDITOR”から選択して聴くことができる。

成長型サービスであるため、使い込む必要がある

　使い込むほどにパーソナライズされ、自分好みの楽曲に出会える確率が増す。スグには評価はできないため、長期（3ヵ月）の試用期間が設けられたと考えられる。

アスカ　イトーくんが課金へ自動移行する設定オフる記事アップしてた。
ヒロ　まぁ、やっといたらいいと思うよ、気に入ったらオンにすればいいわけだし。
アスカ　初期設定とか、楽しくて何度もやっちゃった。
ヒロ　アレ、さほど意味ないよ。実際に聴いたり、お気に入りとか追加していくと、またサジェストが変わってくる。ストアのほうの楽曲もどんどん増えるわけだし、あくまで初期設定でしかない。
アスカ　そんな重要じゃなかったのね。じゃぁ「軽い気持ちで」とか書いておいてほしかったな……。
ヒロ　いちいち面倒くさいヤツだな。

↑初期設定でパーソナライズするが、実はコレ、さほど重要ではない。

iTunes Matchと共存するサービスである

　自分の音楽データをクラウドにすべてアップし、複数のデバイスからアクセス可能にするのがiTunes Match（年間3980円）。（CDなどから取り込んだ）iTunes Storeで扱っていない楽曲もアップできる。Apple Musicは扱っている楽曲がすべて聴き放題で、課金（月額980円）さえすれば購入という概念はなく、複数のデバイスから利用可能。

ヒロ　被る部分もあるけど、まぁ違った需要がありそうだし、当分は共存するんだろう。
アスカ　ってか、設定なくなってませんか？ iTunes Matchの……。
ヒロ　あ、ソレ見つけたよ。ミュージックアプリのアカウント→Apple IDを表示を選ぶと、iTunes Matchの更新をオン・オフできる。
アスカ　え～、わかりにくいなぁ……。
ヒロ　とはいえ、この2つのサービスは統合を考えているような気もするんだよね。俺、iTunes Matchに加入してるけど、Apple Musicをオンにしたら、iTunes Matchのよさがわかりづらくなった。もちろん、Apple Musicにない曲で自分が持っている曲はストリーミングで聴けるんだけどさ。

↑iTunes Matchの設定はアカウント→Apple IDを表示→iTunes Matchの更新でオン・オフできる。

さらに2つの機能が統合されている

　ラジオ局を選ぶように音楽を聴く機能（Radio）と、アーテイストとつながる機能（Connect）も設けられている。

Radio

Connect

アスカ　ローカルの楽曲を再生する機能と合わせると、4つの機能があるって感じですかね、ミュージックアプリ。
ヒロ　そうね。どっちもアップルとしては、まぁ以前から取り組んでいてパッとしなかった分野だから、ここで加速させたいんじゃないかな。
アスカ　おや、日本のアーティストも結構いますね。
ヒロ　まぁ、このあたりはしばらく様子見かな。

●関連リンク
Apple Music