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旅はiPadがないと始まらない!エキスパートたちが教える目からウロコのiPad活用術

2015年08月25日 21時00分更新

iPad旅

 みなさん、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田です。さて、先日の日曜日にApple Store銀座で「iPadが変える旅:人生が変わる旅に出かけよう」というトークイベントが開催されました。イベント名からわかるように旅をテーマにした内容で、登壇した旅行のエキスパートたちが、スマホやタブレットを駆使して世界を駆け回る方法について興味深い内容を披露してくれました。

 登壇者は、TABIPPO代表の清水直哉氏、トラベルプロデューサーの江藤誠晃氏、起業家でTABIPPOのメンバーである前田 累氏と篠原輝一氏の4人。

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TABIPPO代表の清水直哉氏。
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トラベルプロデューサーの江藤誠晃氏。
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起業家でTABIPPOのメンバーである前田 累氏。
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同じく起業家でTABIPPOのメンバーである篠原輝一氏。

 まずは、清水氏が代表を務めるTABIPPOと、TABIPPOで手がけているブランド「PAS-POL」の紹介がありました。TABIPPOは、海外旅行に役立つ記事をキュレーションしているサイトで、TABIPPOのメンバーが執筆した記事も読めます。

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TABIPPOのウェブサイト。世界各国の地域別に旅に役立つ情報が集まっています。

 PAS-POLでは、旅に関連する書籍や雑貨などを販売しています。なお、TABIPPOでは、メンバーの10人以上がシェアハウスで共同生活しているそうで、登壇した前田氏、篠原氏とも一緒に住んでいるとのこと。

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PAS-POLでは、書籍やiPhoneケース、写真集、ポストカードなどを販売しています。

 江藤氏も自身が手がけている旅行サイト「Travel Planet」を紹介。同サイトでは、一般的な旅行では体験できない地元の名所や名店などを回れるツアーなどが紹介されています。

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Travel Planetでは、一般的なツアーでは訪れることのない名所含んだ旅行プランが用意されています。このウェブサイトから旅の予約も可能です。

 イベントでは、清水氏をはじめとするTABIPPOのメンバーが2015年に訪れた香港・マカオと、江藤氏が1985年に訪れた香港・マカオを比較しながら話が進められました。2015年現在、清水氏が旅に持って行くのは、MacBook AirとiPhoneとiPad、そしてApple Watchで、現地での調べ物や行き先案内などもすべてiPadなどを利用しているそうです。

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清水氏たちは2015年に香港・マカオに訪れました。
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現在では、現地の飲食店などMacBook AirとiPadを駆使して各種の情報を引き出せます。

 1985年に江藤氏が香港を訪れた際は、ビルの谷間をすり抜けて着陸する必要がある啓徳空港を利用していました。

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江藤氏は1985年に香港・マカオに旅行。
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当時は世界一着陸が難しいと言われていた啓徳空港が利用されていました。

 TABIPPOの前田氏からは、最近は移動にLCCの航空機を使うことが多くなったが、座席にテレビが設置されていないことが多く、機内で長時間過ごすにはiPadは不可欠とのこと。iTunes Storeから事前に映画などをレンタルしておけば、時間を有効に使えると教えてくれました。また、旅行ガイドなどもPDF化してiPadに取り込んでおくことで、荷物を減らせるメリットがあるということでした。江藤氏によると、「最近はLCCでもUSBポートが備わっている航空機が増えてきたので、iPadなら充電しならが映画や音楽を楽しめる」とのこと。

 また、LCCでは機内持ち込み荷物にエコノミークラスでは7kgの制限があり、超過すると別途料金が加算されますが、iPadにデータを詰め込んでおけば、映画も音楽もガイドブックも地図もいらなくなるとのこと。

 江藤氏は、自分が旅を始めたころと、清水氏が旅を始めたころのデジタルデバイスの違いを紹介しました。江藤氏が香港を訪れた1985年当時は、初代Macintoshが発売されて1年が経過したころでした。また、初めて私物として購入したMacはLC 575だったとのこと。時代を感じますね。

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江藤氏が旅を始めた時期とApple製品。
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清水氏が旅を始めた時期とApple製品。

 また、江藤氏が1985年に香港を訪れたときに荷物として持っていた。目覚まし時計、カメラ、電卓、辞書、筆記用具、地図、コンパス、音楽端末(カセットテープ)、ガイドブック、小説といったモノは、現在の旅行ではすべてiPadに詰め込めることを紹介。時計と地図、コンパス、音楽端末は純正のアプリ、カメラはiPadやiPhoneの内蔵カメラ、辞書やガイドブック、小説は電子書籍、電卓は貨幣換算アプリ、筆記用具は「メモ」アプリや手書きが可能なホワイトボードアプリといったように置き換えられます。

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特に書籍や辞書類をデジタルデータにできるのは軽量化に大幅に貢献しますね。

 特に便利なのが、貨幣換算できるアプリ。「ドルやユーロなどの通貨であれば頭の中で日本円での価格はだいたい計算できるが、東南アジアや中南米にいくと通貨価値がよくわからないため、土産物店で商品を買う場合に高値をふっかけられてるんじゃないかと思ったときに役立つ」と江藤氏。

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貨幣換算アプリをiPhoneやiPadなどに入れておけば海外での買い物時の役立ちますね。

 また、Apple Watchを手に入れてからさらによく使うようになったのが「マップ」アプリとのこと。iPhoneで経路検索しておけば、あとはApple Watchの文字盤に距離や曲がる方向がわかるので、不案内の海外でも道に迷いづらくなるとのこと。

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iPhoneの「マップ」アプリで経路検索しておけば、あとはApple Watchが案内してくれます。

 また、「写真」アプリや「iMovie」などのApple純正の無料アプリを利用することで、旅行の記録を美しいレイアウトで残せることも紹介されました。

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iPad上で旅の記録をアルバムとして残せます。

 イベントでは、世界一周旅行を2回も体験しているTABIPPO代表の清水氏が、実はあまり英語は話せないという事実が判明したときに会場がどよめきましたが、そのあとの「iPadがあれば言葉は通じなくてもホワイトボードアプリでの筆談などを駆使すれば大丈夫だった」という清水氏の言葉が印象的でした。盗難の恐れもありますが、英語が通じない国を訪れるときはiPadは特に最強の味方になるかもしれませんね。もちろん、渡航前に目的地の通信環境はチェックしておきましょう。

■関連サイト
Apple Store銀座
TABIPPO
PAS-POL
TRAVEL PLANET
旅大学

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