こんにちは。いつも肉食ナベコです。
今日は今話題の牛かつ屋さんの中でも、“サーロイン”を使用した『サーロイン牛かつ池田』にやってきました。
高級部位“サーロイン”を使用した「サーロイン牛かつ」とは?
『サーロイン牛かつ池田』は今年2月に東京・池袋にオープン。池袋駅からやや離れた立地にあるためオープン当初はそこそこの客足だったそうですが、最近メディアから注目を集めていることで今や怒涛のお客さんが毎日押し寄せています。
看板メニューはなんといっても、サーロインステーキでおなじみの高級部位“サーロイン”を100%使用し衣をつけてカラッと揚げた“サーロイン牛かつ”。
サーロインをかつに仕上げるとは豪気ですね、贅沢ですねぇ。
店内はカウンター席のみでおひとり様が入りやすい雰囲気。昼時は全席が埋まって、順番待ちのお客さんが行列をつくる状態になるそうです。
グランドメニューでオーダーしました。 |
グランドメニューは基本的に、サーロイン牛かつかメンチカツもプラスされたセット。ランチタイムには別途メニューがあります。せっかくだからメンチカツも食べたいな!
「サーロイン牛かつとメンチカツセット」を頼んでみた
ということで人気の『サーロイン牛かつとメンチカツセット(並100g)』(1400円)を頼んでみました。皿の上にどっしりと牛かつ、メンチカツ、そしてキャベツの千切りが添えられており、ご飯、味噌汁、漬け物がセットになっています。
サーロイン牛カツおいしそう
これがサーロイン牛カツなんですね。切れ目を見えるように倒すと、レアのお肉がキラッキラと赤く輝いています。
これはヤバイですね……。語彙がとても雑ですが、ヤバイですね。
刺身のように食べるべし
牛かつはソースではなく醤油と塩、ワサビでいただきます。まるで、お刺身のように……。
・白いタレ皿に醤油と塩を別々に入れる。
・好みでワサビを肉の上に乗せる。
・刺身を食べるように醤油や塩につけて食べる。
ふふふ。準備は完了しました。それでは、贅沢なサーロイン牛かつに喰らいつきます。
いざ実食!
ワサビを乗せて、まずはお塩を少しだけつけて挑戦。
口に入れるととにかくびっくり!びっくりするほどおいしいんです。
どれくらいおいしいかというと、面接を何社か回った上で就職が決まった会社の初任給が出たお祝いに奮発して食べる2000円のヒレカツ以上においしいくらいにおいしいかったです。
サーロインのジューシーなうまみと、外側を香ばしく覆った衣のサクサク感がとてもとても美味です。味は、塩を少しまぶすだけで足りるかなと疑問でしたが、牛のうまみや下味がついているので、好きな人は塩醤油をつけなくても食べられるほどの味わいがあります。
とにかく衣がサックリ
サーロインのおいしさもさることながら、すごいのは衣。とても薄くてさっくりで、脂っぽさをあまり感じません。そのため、一見こってりに見える牛かつなのに、びっくりするほどあっさり食べられます。
実は衣にはすごいこだわりがあって、通常は一般的なパン粉のみを利用するところ、小麦だと脂を吸ってしまうため、米粉のパンからつくった“米のパン粉”を独自の配合で特別ブレンドしています。米粉のパン粉は、米粉パン自体があまり多いものではないから、コストもかかるところ、こだわりとして押し通しているそう。
また、つなぎとしてよく利用される玉子を使わないことも、軽い食べ応えの秘密だそうです。
メンチカツもジューシー
セットのメンチカツにも当然期待が高まります。メンチカツはもともと、池田さんの弁当メニューだけで提供していたところ、要望が多かったことから店内のメニューにも加えたら、とても人気が出たそうです。
箸で割った瞬間に肉汁がジュワ~っと。
パサパサになっておらずジューシーな状態のミンチ肉。とはいっても、滴り落ちるほど過度の脂ではない、というのが品が良いです。
キャベツと一緒にいただきます
たっぷりと添えられてあるキャベツと一緒にいただきます。
サクッと軽く揚がった衣に、肉汁がジューシー! 肉の旨味が複雑にからまりあい、脂がたっぷりなのに、どこか上品。
上品なのはそれもそのはず。なんとメンチカツの肉や脂は、サーロイン牛かつと同じものを使っているんですって。
池田さんでは、塊のサーロインから牛かつで使える部分を切り出したあと、ほかの部分を肉の部分、脂の部分と分けてミンチにして、それらをメンチカツにしたときにちょうど良いジューシーさになるよう研究し独自配合して使用しているということ。つまり、メンチカツもサーロインメンチ、ということなのです。
数量限定のハンバーグもサーロイン
ランチメニュー。売り切れ次第グランドメニューに移行します。 |
また、数量限定の煮込みハンバーグも同じく、サーロインの塊から切り出した、肉や脂を配合してつくられています。お弁当として販売するので、家に持ち帰って冷めた状態でもジュワっとしたジューシーさがあるよう配合されているということ。吉村さんの並々ならぬこだわりを感じますね。
さらに店内で“ちょこっとカレー”で販売される牛筋カレーは、牛筋を丁寧に下処理してから使用した、お肉がゴロゴロと入ったカレー。同じ牛筋からとれたコラーゲンをも使用した人気のメニューで、要望に応えるため毎日つくるようにしているけど「ちょっと大変」なほど手間がかかるメニューなんですって。味見させていただきましたが、牛の底力を思い知らされる肉の味わい深く、食欲をそそられる和風カレーに仕上がっていました。
なんでサーロインの牛かつなのか?
そもそもなんで牛かつに贅沢にサーロインを使用するのでしょうか?
背中の筋肉の部分を大きな分類でロースというので、サーロインも実は“ロース”の一部。ですが、“ロース”というと少し誤魔化しもきく中で、プライドをもって一枚続きの上質のお肉を出そうという意味と、店舗の特色を出そうという目論見で、珍しいサーロイン牛かつが誕生したそうです。
ご飯はこだわりの“つや姫”
サーロインは牛肉の中でも脂が多い部位。それでも不思議なことに、池田さん配合の衣で揚げられることで、とてもあっさりと食べられるのです。魚のタタキのように。なので、お客さんには高齢の方や女性の方も多いそうで、量もスタンダードの100gとは限らず、150g、200gとがっつり食べていく人も少なくはないということ。これはぜひ女性ひとりでも行ってみましょう!
なおご飯は、味わい深い山形のブレンド米“つや姫”。提供時には定食屋にありがちなてんこ盛りではなく、女性にちょうど良い控えめなボリュームで盛られてきます。もちろん、足りなかった場合にはおかわりは一杯無料。
新食感のメレンゲ玉子!
牛かつのお供にいただきたいのが、『噂のメレンゲ玉子』(100円)。
牛かつ池田さんが新提案した新種の“生玉子”で、玉子の白身の部分をハンドミキサーで泡立ててメレンゲにし、黄身の部分を上に乗せたもの。これを、すき焼き感覚で牛かつの味足しにつかったり玉子かけご飯のようにして食べるのですが、生卵であることには変わりないけど、お菓子のようなフワフワ食感でビックリ。この新食感は体験してみるべきです。
夜は生ビールも提供しています
ジューシーなのにあっさり。レアなのにカリッと。サーロイン牛かつのうまさをたっぷり堪能したナベコでした。
池田さんはランチの時間帯が特に繁盛しているらしく、長くて20、30分待ち程度の行列ができてしまうよう。回転自体が早いため、今のところ1時間を超えるような長蛇の列ではないとは言ってました。
なお、池田さんでは夜にはアルコールメニューとして『プレミアムモルツ』(380円)も提供しています。酒好きの記者としては、また日を改めて夜に飲みに来なくちゃ!
<グランドメニュー>
『サーロイン牛かつセット(並100g)』1200円
『サーロイン牛かつセット(大150g)』1600円
『サーロイン牛かつセット(特200g)』1900円
『サーロイン牛かつとメンチカツセット(並100g)』1400円
『サーロイン牛かつとメンチカツセット(大150g)』1800円
『サーロイン牛かつとメンチカツセット(特200g)』2100円
(追加メニュー)
『煮込みハンバーグ(数量限定)』250円
『肉屋のメンチカツ』200円
『噂のメレンゲ玉子』100円
『追加キャベツ』100円
<ランチメニュー>
『Aランチセット 牛かつハーフ・メンチカツ』880円
『Bランチセット 牛かつハーフ・煮込みハンバーグ』980円
(追加メニュー)
『ちょこっとカレー付き』プラス120円
『サーロイン牛かつ池田』
住所:東京都豊島区南池袋2-13-10東海キャッスル小林1階
営業時間:ランチ11-16時/17-20時
定休日:日曜祝日
■関連サイト
サーロイン牛かつ池田 | Top - お店のミカタ
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